パパ日記

コーヒーの木-9

花が咲きました。
品のよいジャスミンなどのよい香りがします。
雨季と乾季がはっきりしている地域は一斉に咲きますが、はっきりしていない地域ではだらだら咲き収穫期間が長くなります。

 

 

花は3~4日の寿命ですので桜より短いです。
この間に受粉(花粉が柱頭につくこと)しなければなりません。
受粉は風媒かミツバチなどで、産地では写真中央の柱頭あたりにミツバチが群がっています。

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今朝のコーヒー
コスタリカ クレストネス 3種
生豆のポテンシャルが素晴らしく、多様な焙煎が可能になります。
多くの場合優れたコーヒーには、明確な酸とコクがあり浅いミディアムからフレンチまで多様な香味を楽しめます。
深く焙煎することのできるコーヒーは極めれ少ないため、生豆の品質に対する造詣が問われます。

 

 

全体としてフローラルな香りが高く、まろやかで落ち着いた香味です。
一般的に流通している深い焙煎による苦みなどの刺激もなく、柔らかさが際立ちます。
香味を比較するにはハイローストもほしいところですね。

 

 

サードウエーブがミディアムにする気持ちはわかりますが、コーヒーの神髄は品質が生み出す香味の多様性にあるということも理解してほしいものです。