パパ日記

イタリア郷土料理とデンマーク料理

西麻布と広尾の中間くらい、イタリアワインの重鎮内藤さんの店。
堀口と内藤セミナーを両方受講している方などと会食。

 

 

 

イタリア郷土料理等を食べさせる店で、料理に合わせてグラスワインがその都度提供されます。イタリア料理は大好きですがイタリアワインはほとんどわかりません。
最近の洗練された料理とは対極にあり、珍しいですね……。

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どろどろのス―プとエスカルゴのパスタ。

 

 

最近の料理というか美食文化は宗教観を変え、経済をかえる力さえ持っていまのかもしれません。ヨーロッパのプロテスタントは倹約をモットーとし美食に価値を見出さないといわれていましたが、最近のイギリスのレストランの発展やデンマークの「ノーマ」などの人気は世界的な食文化にさえ影響を与えています。

 

 
ノーマは年間20.00席分の客数に対し、世界中から100万人以上の予約があるとか、最高で1日10万の予約があったとか?ウエイティングリストが50.000あるとか?本当なのか信じがたいことが巷でささやかれました。

 
今年日本のマンダリンオリエンタルで1か月開催されたノーマの料理は70.000円の価格でも余りの予約の多さに席の確保は不可能でした。
本家デンマークのノーマで食事をすることは至難の業で数年後にやっと食べられるくらいなのかもしれませんが、その時はノーマの料理が輝いているのかは?でしょう。
これだけの騒ぎはデンマーク経済にも大きな影響を与えます。
多くの観光客が斬新な北欧料理に関心を持ち、観光客が増えるのでしょう。
デンマークには、アンデルセンの人魚像とか、チボリ公園とかロイヤルコペンハーゲンとか観光資源は日本のように多くはありません。

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伝統的な
デンマーク料理とカフェなどの料理

 

 
コーヒーも15年前のスペシャルティコーヒーの萌芽の兆しから、世界的にマーケットが成熟しつつあります。
スペシャルティコーヒーも世界のコーヒー文化に大きな影響を与えています。
コーヒービジネスに資金を投じる企業が生まれるなど10年前にはは考えられなかったことです。
サンフランシスコのコーヒーショップの日本出店に長蛇の列ができるなど、情報の影響力は大きいと感じざるを得ません。

 

 

 

このような時代は、伝統的とか古典的であったりするだけでは難しく、老舗は少しづつ時代の変化をとりこんでいるが故に老舗であり続けることが可能な訳です。
堀口珈琲も25年以上の歴史を刻み、最近は老舗などと言われることもあります。堀口珈琲は「THE NEW COFFEE CLASSIC」を掲げ、日本のコーヒー文化を継承しながら、新しい香味や楽しみ方などを提案していきたいと考えています。