パパ日記

豆乳と牛乳とコーヒーの飲み方-1

大豆の消費量は、国内産は5%程度で大部分は輸入品です。
牛乳は自給率100%で酪農は保護されていますが、他の乳製品であるバターまで作る生産量はありませんので、最近の品不足を招きます。
大豆、牛乳共に生産は北海道が断トツですが、大豆も牛乳も共に国際的な商品としての価格競争力はありません。日本の農業は、国際化のなかで難しい局面にあること、異論のあることを承知の上であえて言えば、昔から、日本の酪農を守るために豆乳ではなく牛乳を飲もうというのが個人的なスタンスです。

 

 

もともと牛乳好きで、冷蔵庫には欠かせない飲料ですので、明治乳業さんから毎日180mlの牛乳を配達してもらっています。(どこの牛乳がおいしいか?はいずれ…..)
なんとなく瓶で飲むとおいしく感じてしまうのは、牛乳瓶で育った世代だからでしょうか?
牛乳1本180mは、123kcal,,脂質が7.0g程度です。

 

 

 

農水省の調査で酪農農家は、2005年の8830戸から2015年は6680戸に減少しています。1日も休むことのできない過酷な仕事ですので、好きでないとできません。
日本の喫茶店が1981年頃の160.000店から70.000店に減少した状況やここ5年で3000店以上が廃業(厚労省データ)している蕎麦屋の状況にも似ています。

 

 

さて、私がこの仕事を始める1990年以前は、コーヒーに砂糖とクリーム(乳脂肪分18%以上のもの)を入れるのは当たり前でした。
コーヒーは苦いものでしたから、喫茶店全盛期はブラック(砂糖、ミルクなしとします)で飲む人はいませんでした。
スティックシュガーも10g、角砂糖も今より大きなキューブでした。
飲みなれていませんでしたから……..。
40年以上前にイタリア料理のハーブに違和感を感じたのと同じようなものです。

 

 

 

その後、コーヒーを飲みなれてくると、砂糖を入れない人々が生まれ、何も入れない方が「通」のような時代を経て、今日に至っています。
今ではブラック派の方が多くなりましたし、スティックシュガーも3~4g程度の量に減りました。
(昭和は砂糖が貴重品でした、甘い食品が残っているのは当時は甘い方が贅沢だったからということもあります)
スペシャルティコーヒーには、砂糖とミルクはいれないという人され多くなりました。

 

 

 

喫茶店の減少の原因の一つに、コーヒーの価格競争による品質の低下があげられます。
また、コーヒーに入れるクリームは生クリームが基本でしたが、価格が高いことと消費期限が短いことで使用が敬遠され、長期保存のきく加工乳系や植物性クリームの使用に代わっていったことも原因といえます。
小さな店に少量の牛乳や生クリームをデリバリーしてくれる乳業メーカーも減っています。
そのため、ポーションミルクなどを出す店さえ現れました。
そのため、まずいクリームなら入れない方が良いと、クリームを入れることを敬遠させた面もあります。

 

 

 

反面、多くの店舗で、いまだに煮詰まったり、酸化したりしたコーヒーも多く流通しています。
苦くておいしくないコーヒーには砂糖とクリームがないと飲めないことがあまりに多く、植物性であろうが何だろうが入れるしかないというケースも多いのが現状だと思います。

 

 
ですから一杯抽出のコンビニのコーヒーの方がおいしいという人まで出てくるわけです。
コーヒーは、様々な飲み方がされていますが、何が良いのでしょう?

続く