パパ日記

これまでの学会活動-2(2017)

日本食品保蔵科学会「スペシャルティコーヒーとコマーシャルコーヒーの品質差に関する研究」
口頭発表 高知県立大学にて 2017年6月
かなりざっくりしたタイトルで、2年目のこの時期はまだフィニッシュが見えていないころで、試行錯誤していました。味覚センサーも使用し、コーヒーの有効な使用方法も考え始めた時期です。

 

 

 

2年になると、実験はある程度完成させておく必要があり、学生に手伝ってもらいつつ行いました。
最終的に卒業には査読論文2報が必要で、学会誌に掲載されなければなりません。
結果が思うようにいかないことも想定し、研究テーマは3つくらいにして、並行して実験を行いました。
この時期はまだ余裕で、「なんとかなるさ」という状況でしたが、3年次に査読の大変さを思いしらされ、谷底に落とされ、今年は苦悩の連続でした。
さまざまな人に聞くと、みなこの苦闘を経験しているようでした。

 

 

 

高知県立大学での学会に、初めての口頭発表で出席しました。
新米で勝手がわからず、控室でUSBの作動確認(パワポ)をしておき、順番がきたら発表します。
どの学会も同じですが、発表は時間厳守です。
今回は、質問時間も含め計14分だったか?2分前、1分前にはベルで知らされます。
初めての口頭発表でしたので緊張し、ポケットに手を突っ込みながら話したのを覚えています。

 

 

 

高知県は1次産業が多く、農作物は豊富な件ですが、収益が伴わないため、6次産業化の転換も模索されています。6次産業とは、1次産業だけでなく、2次産業(加工・製造業)・3次産業(販売業・サービス業)を取り込み、1次産業の1、2次3次産業の3をあわせて6を意味しています。
そのため地域の農作物を使用した6次産業として、加工食品や大学と連携した機能性食品の開発などの取り組みが多くみられます。
これらは日本の各県に多く見られ、地域活性化になるのでしょうが、うまくいっている事例は調べてみないとわかりません。

 

 

 

高知は農業、水産業は豊かで、朝市の規模は大きく、露店が延々と続いていました。
都市生活者からするとうらやましい限りです。
日本の農作物の多様性は世界有数のように思えます。
しかし、小規模で効率が悪く、大規模農業や民営化が叫ばれますが、生産規模も多様化が必要に思います。食の多様性は効率以外の価値観も必要に思えます。
最近は何でも民営化に向っています。
水、農地、漁業件など民営化してよいものとすべきでないものについてい、今少し議論すべきと思います。

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高知といえばカツオですので、2泊3日の二晩、藁であぶったカツオのたたきをいただきました。
昼はうなぎ屋(関西風で蒸しはなし)に繰り出し、食を満喫。
高知の珍しい乳酸発酵の碁石茶も購入しましたが個人的には微妙な味でした。
交流会には、土佐の20種の日本酒が並びました。

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