パパ日記

食育とコーヒー育

入学、入社おめでとうございます。
農大は明日入学式で、社会人枠の大学院生も出席します。
学部を卒業した方は、今日入社式ですね。
元号で入社式のニュースは飛びましたね。(堀口珈琲は新卒はいませんが)


大学の研究室の教授は小学校で食育の授業も行っています。
最近の食品業界の問題点は、大人になっても味がわからない人が増えているということです。そのため、高品質とかプレミアムの商品開発が滞るという事例も多々見られます。逆に、PB商品が増える傾向がみられます。

したがって、こどものころからの食育は食品業界などには極めて重要になりつつありますが、気にしていない会社もあります。
おだしの薄味を理解できないと、濃い味の本質も見えなくなります。
もちろん大人になってから、味覚は変化しますが、食に関心を持たない人が増えているとも感じます。
コーヒー業界にいても食に関心がないと、コーヒーの風味を理解する味覚や感性がはぐくまれないでしょう。


大学に在籍していた時に感じたのですが、大学生はレギュラーコーヒーを飲んでいませんね。1996年以降スターバックスは、コーヒーのすそ野を広げてくれましたが、最近の学生はカフェラテさえ飲まず、フラペチーノなどのメニューが主流です。もはや、スターバックスのマークからコーヒーの文字が消えたのも知らない人も多くなったでしょうね。

会社に入ると、オフィスコーヒーなどもあり、コーヒーの接する機会が増すと思います。今は、コンビニやファーストフードもコーヒーを売りにする時代ですので、レギュラーコーヒー(缶コーヒーなどの工業製品及びインスタントコーヒー以外の業務用・家庭用コーヒー)は、に接する機会は多くあります。
スペシャルティコーヒーなど、品質や風味は多様になっていますが、その中で差異が大きいことを少しずつ理解してほしいと思います。


現況を鑑みると、まずは、若い人達が、コーヒーに関心をもてるような場が必要で「コーヒー育」が必要というように感じます。
コーヒー育は、初めて使う言葉です、気に障ったらごめんなさい。