まだ、息苦しさを感じることもあります。2階までの階段を上ると若干負荷がかかります。傷口は突っ張る感じがします。

入院した病院は、外来は入り口で体温測定とアルコール消毒をして入ることができます。もちろん面会は謝絶です。


入院中の部屋は窓があかず、24時間換気で、外気の状態がわかりませんでした。今朝、東京の空気がきれいになっているのを感じました。
地方の方にはわからないかもしれませんが、このような感覚は正月くらいです。



以下は闘病記で、興味のない方はスルーしてください。

4月7日（火曜）入院し、9日（木曜））までの3日間検査
４月７日ニューハートワタナベ国際病院（浜田山）に入院。ここは、全国から心臓疾患の患者さんがきます。採血、胸部レントゲン、心電図、血圧脈波検査、胸及び首のCT、心臓超音波、心臓カテーテル検査などを行う。

４日1０日（金曜）手術
気が付いた時には手術室から集中治療室（ハイケアユニット/（High Care Unit./HCU）でした。もうろうとし体の自由はきかず、時間の間隔が麻痺したなかで、ひたすら痛みに耐え苦しみました。
体内には多くの管が挿入されていましたが、目覚めた段階で口の菅（呼吸）と鼻の管（胃の内容物の嘔吐予防）は除かれました。その他、点滴および心臓状態を把握するための首の菅2本（点滴用）、尿の菅、手の動脈（採血用）と静脈、胸の菅2本（心臓周辺にたまった血液や浸出物を出す）がついていました。

4月11日（土曜）手術1日後
集中治療室。多くの管が体内にあり動けない状態。傷口を動かすと強烈な痛み。 鼻から酸素のチューブを入れ呼吸補助。時間のたつのが恐ろしく遅く感じました。

4月12日（日曜）手術2日後
毎日、体重、血圧、血糖値、血液酸素を計測し、心電図、脈拍はモニターで管理されている状態。直立し体重を測り、リハビリで20ｍ程度歩く。
食費は5分粥からスターとするも食欲はほとんどありません。

4月13日（月曜）手術3日後
集中治療室の個室に歩いて移動。心臓の管が1本抜ける。看護師さんの補助（管がたくさんついている）でトイレに行けるため尿の管がぬける。HCUでは、動けないため毎日体をふいてくれました。

4月14日（火曜）
HCUから一般病棟の個室（すべて個室の病院）に100m程度歩いて移動。
心臓の管が抜ける。食事を少し食べることができるようになり点滴はなくなる。点適用の首の管が抜ける。酸素チューブを外れる。
多少動ける反面、暇でやることがない。テレビはコロナ動向ばかりで見飽きる。
新聞がない。

4月15日（水曜）。
回復傾向にあることを実感できます。血糖値の計測はなくなる。
甘いものを食べたいが、外部からの持ち込み不可、面会謝絶。
血圧、血液酸素は安定していますが、不整脈がある。
体重は手術後の点滴などで4kg程上昇したが手術前の体重に戻ってきた。
管はなくなり、24時間心電図モニターが付いてるだけで歩行は比較的自由になる。
理学療養士とのリハビルで210mの歩行（廊下3周）をするが、深呼吸すれば脈拍は安定する。歩行後の血圧も安定している。
暇。パソコンを差し入れてもらう。

4月16日（木曜）
呼吸の苦しさはなくなりつつあり、痛みも減少しつつあり、ドクターからも順調といわれる。初めて頭を洗ってもらう。
理学療養士とのリハビルで350mの歩行（廊下5周）をする．
1日1200カロリーのよう、食事の味が薄く、食欲はない。
味覚が微妙で、鈍くなっているのか、鋭くなっているのか？よくわからない。

4月１７日（金曜）手術後7日
やや食欲が出てくるも、塩分、油脂分、糖分が少なく食事の味が弱いので物足りなさを感じてしまう。すべての計器が体から外れる。心電図の計器のみがナーステーションとつながっている。
心電図計を外してもらい、自力でシャワーを浴びる。術後、1週間の血液検査、レントゲン検査、心臓の超音波検査をする。
420mの歩行リハビリ（廊下6週）を行う。

4月18日（土）4月19日日曜
1日の生活が固まりだすが、睡眠は６時間くらい。
21時に寝て、4時前後に目覚め、8時に朝食、12時に昼食、18時に夕食。
朝食をパンに変更してもらう。
抽出器具がなく、コーヒーを飲める環境下にはない。
入院から2週間程経過し、口腔が強烈にコーヒーを求めている。
コーヒーの味覚がもどるのか心配。
420mの歩行リハビリ（廊下７週）を行う。

４月19日（日）4月20日（月）4月２１日（火）
理学療養士とのリハビリも順調で、ドクターから23日（木曜）の退院許可がでる。胸部の傷口がツッパリ、痛みは少し残っている。
日常生活に問題はないと思われるが完治までにはあと1か月程度はかかりそう。
テニスができるようになるには2～３か月くらいはかかるかもしれない。
但し、世田谷区のテニスコートは営業停止中。

4月2３日（水）退院
この入院については、ごく一部の方にしか告知していませんでしたので、今般初めて告知します。いろいろご心配をおかけしました。