パパ日記

投資とバブル

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日経平均の株価は3万円を超えました。これは、バブル期を体験したものには異常と感じる高さです。金融緩和で、カネ余りでも投資先が他にないなどの理由や、日銀やGPIF(年金資金)、機関投資家の資金が流れていると考えられます。


したがって、株価が下がる要因は少ないので個人投資家は安心して株を買うことができます。健全とは言えない株価の状況は、金融富裕層を生み出します。
投資が投機になっているような状況です。



モノやサービスを生産し、その対価を得るという価値観が壊れた社会は健全ではないでしょう。

「アメリカの高校生が学んでいるお金の教科書」(アンドリュー・O・スミス/SBクリエイティブ社)は、社会に出たらどうやってキャリアを築いていけばよいのか、収入と収支をどう考えていくべきか‽なども含め投資、税金、保険などについて書かれています。日本では、学校でお金の授業がありませんので、大学入学の際に利息の大きな高額の奨学金という名ばかりのローン契約をしてしまいます。多くの若年層が返済に苦労し、消費の低迷を一因になっているようにも思います。
アメリカ人向けの本ですが、とてもまっとうな内容です。

「父が娘に伝える自由に生きるための30の教え」(ジョイエル・コリンズ)は、散財しない、負債を負わない、稼ぐ範囲で投資する資産形成の必要性などを書いています。但し、投資について米国のインデックスファンド(日本では日経平均株価指数に連動する投資信託で長期的に保有するべきものでリスクは少ない)について書かれていますので違和感があるかもしれません。
しかし、儲けに取りつかれ、最近増加している投資女子にはよい本になるかもしれません。長期的視点で投資をし、その先に自分で自由に人生を生きていける可能性があるというということでしょうか。

さて本題の、いまはバブルか?ですが、30年前と現在では大きな違いがあります。カネ余りには違いありませんが、①1991年のバブル崩壊以降、現在は金融規制が大きくなっていますので、レバレッジに制約があります ②投資を借金で行うのではなく自己資金がベースになっています。
したがって、このあたりをどのようにとらえるかにより見解は変わると思います。

重要なことは、自分で得たお金を自分で管理できる能力を身に着けることが重要で、一見当たり前に見えるようですが、それだと思います。