パパ日記

パナマ コトワ

パナマのスペシャルティコーヒーの価格はもともとかなり高く、今でもパナマコーヒーの日本入荷はほとんどない状態です。
スペシャルティコーヒーは、3コンテナ程度が入港しているくらいで統計上の数字が出ないような少ない量です。多くは地理的に近い米国に流れていると推測します。

数年前に「エスメラルダ農園」のゲイシャ種がパナマコーヒーに目を向けさせる契機となりました。このコーヒーは、パナマのコンテストで常に1位になり(2011は2位)、現在世界でもっとも価格の高いコーヒーとなっています。
果実の香味が強く強烈なインパクトを世界中に与えました。

その後いくつかの優良農園の豆が認知され、堀口珈琲では多くの農園の豆を試してきましたが、最終的に「コトワ農園」と「ベルリナ農園」の豆の購入に落ちつきました。

「コトワ」現在販売中です。柑橘系の中に熟度のある果実の風味が混ざり、十分なコクとのバランスがちれたすばらしいコーヒーです。

「ベルリナ・グランレゼルバ」は、ティピカ種を特別に精製、選別した特別仕様です。ゲイシャと同じようにカーサルイス社のマリアさんが厳格に品質をコントロールしています。彼女もコーヒーおたくで、その品質に対するこだわりは世界にも突出しています。したがって、パナマではゲイシャ種の次くらいに価格が高いかもしれません。この豆は6月以降の販売できると思います。
クリーンで、滑らかな触感はティピカ種の模範ともいうべき味わいで、ぜひともハワイコナの「コーンウエル農園」(近々入港予定)と飲み比べてください。
ティピカ種の本質的香味の一面に触れることができると思います。

このようなコーヒーを体験することにより、コーヒーの本質的な香味を理解できるようになると考えます。