パパ日記

Brazil7 ブラジルの土壌

コーヒーセミナー  https://reserva.be/coffeeseminar

 

9月のセミナーアップしました。
9/4テースティング初級、9/5抽出初級、9/25 9/26テースティング中級

8月のテースティング中級はコスタリカのマイクロミル、9月のテースティング中級はコロンビアを予定しています。

ブラジルの土壌は、14に区分されますが、地域により様々です。
ミナスジェライス州南部、パラナ州、サンパウロ州の広い地域には火山岩が風化し、栄養分が豊富といわれる深紅色土壌のテラローシャ(deep reddish purple soil:terra roxa)が広がっています。

コーヒー栽培にとってこの土壌は、よいとされていますがどの程度よい土壌なのか?はいま一つ理解できていません。

パラナ州は、1975年までは、ブラジルの主要コーヒー生産地でしたが、南緯24℃前後に位置し、霜害で壊滅的な打撃を受けました。

 

 

そのため、生産者は、新しい産地を求め北上し、セラード地域が新しい産地になったわけです。但し、セラード地域は、サバンナで、灌木の生えている無草地帯でpHは4.5~4.6の強酸性土壌でした。

この赤土を米国包括分類法ではオキシソル(Oxisol)、ブラジルの分類法ではラトソル(Latossol)に分類されます。土壌としては最悪で、持続可能な農業のためには酸性矯正が必要でした。

セラードは赤土ですが、テラローシャではなく、石灰とリン酸を入れた大規模な土壌改良によりコーヒー産地になっています。*このセラード地域の開発については様々な文献があり、また、土壌改良法については、いくつかの論文がありますので詳細は省きます。 土壌については、専門家ではないので詳しくはわかりません。深入りしたくないですが、そのうち、熱帯作物や環境科学や土壌学の教授に教えを請います。

*上原勇作/セラードコーヒーの挑戦/いなほ書房/2006
Soil Types – Brazil Soils (google.com)