17~18日と2日間にわたるスクーリングが終了。
今 、ケニアのテグを飲んでいます。
素晴らしいコーヒーですね。
1.とてもなめらかでシルキーな舌触りです。
2.グレープフルーツやチョコレートのビターなニュアンスも感じます。
3テースティングコメントとしては「華やかな酸となめらかなコクがあり、甘いアフターテーストのある素晴らしいコーヒーですね」で十分でしょう。
2000年代の前半のケニアコーヒーは農園ものが主流でした。
ファクトリーのコーヒーは多くは流通していませんでした。
輸出会社が自社で独自にブレンドし、香味を作っていたからです。
世界のケニア好きの会社は ゲズムブイニとかワンゴとかケントメア―農園などを競って購入していた時代です。
新興の会社やビーンズショップはこのあたりの歴史を知らないでしょう。
2000年代の後半に入り先進的な会社は、よりケニアの香味の追求、ファクトリーのコーヒーに対する欲求を強め、ニエリやキリニャガという産地に目を向け始めた訳です。セカンドウインドというオークション以外の生豆の購入が可能となったこと、輸出会社がトレサビリティが重要であるということにきずいたことが新しいケニアの香味の可能性の扉を開けたわけです。堀口珈琲は、10年以上前からエクスポータ経由でオークションでも購入し、かつエクスポーターにリクエストしつつファクトリーのコーヒーを多く購入しています。このような買い方をする会社は世界中にもあまり例を見ないと思います。
堀口珈琲のケニアの品揃えは10年以上前からケニアコーヒーにこだわってきた成果だと思います。
(2000年代初期のケニアの情報はスペシャルティコーヒーの本を参照ください。もはやこの本はスペシャルティコーヒー初期の歴史本になっていますね。重版はしない予定です。)
ケニアでの食事はこんなものかな….。