パパ日記

学習する味-1

コーヒーは学習しなければ香味を理解できない領域のものです。
あらゆる嗜好品はそうですが、とりわけコーヒーはそのニュアンスが強いと思います。
つまりその本質的な香味が理解できるような栽培から精製、流通の仕組みが出来上がってきたからです。

 

 

 

今パナマのコトワさんのDON-Kのナチュラルを飲んでいます。
他の生産地のナチュラルの精製のコーヒーとの比較の中でどのように評価すればいいのか?
そもそもナチュラルの精製のコーヒーをどのように評価すればいいのか?
世界的にも曖昧でした。SCAAのカッピングフォームもナチュラルを想定したものではありませんでした。
したがって難しさが付きまといました。

 

 

 

しかし、難しいいのですが、やっとその基準らしきものが見え始めました。
各生産地の膨大なナチュラルのコーヒーをカッピングし、比較し、香味を比べます。
このコーヒーを正しく評価するのは主観ではなく、どのような栽培環境で、そのように作ったか?
そのプロセスを追いかけていくと見えるのもがあります。
その結果としての香味なのだということが理解でき、その香味のよさをきちんと理解できるわけです。

コーヒーの香味を理解するには学習が必要となる訳です。

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優れたナチュラルは
未熟豆の混入がなくクリーンであること
優れた乾燥工程を経て醗酵臭のないこと
素晴らしいナチュラルフレーバーがあること(テースティング会で解説します)
などがあげられますが、上記のよさの程度は実際にカッピングしないとわからないでしょう。
その意味でこの豆はすばらしく
「ナチュラルの精製の完成度の高さを理解できます。
つまりは優れたナチュラルの香味の
基準とすることができるということです。」
コーヒーの香味の完成形に近いものして体験できます。
コーヒー好きは、一度は体験しないと人生を悔やむことになるかもしれない逸品です。

 

 
100g5.250円で売りたいくらいのコーヒーですが……….」
といえばその価値がご理解いただけると思います。