駅前の新店では日本のビンテージカップの中でデザインのいいものを販売しています。

＊スマトラ「マンデリン」フレンチ
２０年間このリントン地区の豆を使用してきました。
数年前に生産している小農家を特定し、さらに厳密な最終ハンドピックを依頼し年々品質及び香味をを向上させてきています。
マンデリンは、ボディがしっかりして、深いローストに適していますので堀口珈琲では一貫してフレンチにしています。特別仕様のマンデリンです。

この豆は他の多くのマンデリンとは異なり、在来系の古い品種でしっかりした酸があります。この酸が深いローストにより味に深みを生みます。
またスマトラ島独自の精製もエキゾチックな香味を生み出します。

10-11クロップの出来はよく、ここ数年の中でもいい状態だと判断しています。
フレッシュでフルボディがり、ベルベットのような滑らかな触感です。
かすかにトロピカルの果実、濃縮感と力強さが圧倒的な迫力で口に広がります。
熱帯の森の中を散策しているような心地よさがあります。

また、定温倉庫で半年くらい経過すると、生豆の状態が若干変化してきます。
濃縮感の中にハーブやスパアイスのニュアンスが含まれるようになり、さらには
森の落ち葉やレザー（皮）のような複雑な香味をかもし出すようになります。
在来系品種のマンデリンらしさが出てくるともいえます。

堀口珈琲の古くからのお客様の中には、このマンデリンマニアの方も多く存在します。
１年を通じ香味が変化していきますので、その過程も楽しむことが出来ます。