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2023-24Cropのスマトラマンデリンを酸味の強い順に並べています
G-1は一般的な輸出規格グレード1、米国ではSPに区分されますが日本では難しいでしょう。
その他は何らかの付加価値のついたプレミアムですが、ほとんどがSPとCOの境界線の風味と考えられ増す。
SPと評価してもSCA方式で85点、10点方式で40点は超えません。
個人的な評価としては、風味差は小さく優劣をつけがたいという印象でした。。
スマトラ方式の精製で、生豆を乾燥しますので微生物の影響をうけやすく、味覚センサーが適切にacidityとbodyを
感知しているか疑わしく、スマトラの場合は官能評価と味覚センサーの相関性はとりにくいといえます。
この場合はr=0.3444と低い相関性になります。
これらの豆には、在来品種であるスマトラ・ティピカ品種の遺伝子の風味はなく、カティモール品種系の風味です。
酸味が強い豆も含まれていますが、柑橘果実のクエン酸の穏やかな酸ではなく、酢酸やピルビン酸などの酸っぱい酸に近いと感じます。
風味はやや重く、土っぽく、濁り感が伴い、冷めると渋味も出るのは、精製プロセスの影響と考えられます。
在来種が持つ、草やハーブ、、木の香りは乏しく、華やかな果実感はありません。
在来種のスマトラ産のキャラクターはないといえるでしょう。
2000年代の初めからフィールド調査をしてきましたが、在来品種はカティモール品種と交雑(他家受粉)したり、
カティモール品種に植え替えられたりして絶滅の方向にあると推測されます。
ジュンベル研究所もカチモール系の品種を開発し、苗木を配っていますので、
スマトラは従来からのG-1やG-3などの(カティモール品種系)の風味に収束していくと考えられます。
それでもスマトラ産であることはわかります。
最近は、WashedやNaturalの精製も増えていますが、スマトラ式精製より個性は減少しますので、
単なるアジア産の多くのコーヒーの一つになってしまいます。

スコアハパネル20名(一部10名)の平均値
堀口珈琲研究所
堀口俊英(環境共生学博士)