パパ日記

ゲイシャ

ゲイシャ種はここ数年のトレンドです。
コロンビアのゲイシャ種も今年は少しブームとなるかもしれません。

ここ数年、エスメラルダ農園ののゲイシャを購入して販売しています。
農園主やカーサルイス社のマリアさんが心血注ぎ生み出してきた名品といえるでしょう。
10-11は空輸し最短で輸入しました。
やや肉厚の生豆は、栄養状態がよいと推測され、昨年よりいい状態だと思います。
華やかですね。抽出は150ccの抽出であれば最低15gは使用してください。
湯の温度、抽出時間も香味に影響があり、香味の出方は異なりますので、いろいろお試しください。

この豆の唯一の欠点は「深く炒れないこと」でしょうか。
ハイロースト前後がベストローストとなり、、ローストの幅は狭いということです。
それでもインパクトのある酸は、レモンにパインを混ぜたような香味でコーヒーの香味の一典型を示しています。

この優れた酸を凌駕するコーヒーは、ケニアもしくはエチオピアでごくわずか体験できる可能性があります。
今年当社が購入したケニア・リアンジャギの酸は上品で、柑橘、ベリーなどの優れたもので、かつ見事なコクがあります。深くローストできるため総合的にはこのゲイシャに十分対抗できるでしょうし、香味の多様性の観点からはゲイシャより優れているともいえるでしょう。
(いずれ販売します)
また、またエチオピアを上質のナチュラル精製にした場合に、この豆に十分対抗できるものができるでしょう。但し、かなり厳密な乾燥、選別を要します。