パパ日記

湯の温度

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いいお茶ほど低い温度で入れます。湯冷ましの容器に湯を移し温度を下げ煎茶を抽出します。
50度くらいでしょうか。飲む温度はもっと下がりますが甘みは出ます。
温度が高くなるにつれ苦みや渋みが出る傾向はあります。
この場合はくつろぎのお茶で、食後のお茶はもっと熱いほうがいいでしょう。
たまたま大和茶(奈良)の農家の方とお会いしましたのでお茶のテースティングと品評会の方法等伺いました。

 

反面、コーヒーの抽出温度についてはさまざまな見解があり、店によっても多様です。
正解が何か?は難しいところです。成分の溶解は熱いほうが早いでしょうから、温度と抽出時間は相関関係があるということにはなります。湯温が低ければ少し抽出時間をかければいいということになりますね。
水出しは8時間以上かけます。ただし味の質感は異なってきますので、何度がいいかは難しいところです。

 

但し、店では、ぬるいコーヒーは出したくありません。
抽出してもあまり過熱しないですむ温度帯の湯温がいいと考えています。
(もちろん使用する容器は温めておきます)
エスプレッソマシンの基本設計は90度が基本、SCAAのカッピングは93度となっています。
ペーパードリップも粉に接する温度はそんなところでいいでしょう。
ペーパードリップは、抽出ポットの材質やふたがあるかないかによって、その後の抽出中の粉内及びポットの温度変化は異なりますので、厳密には厄介な抽出方法です。

品質の良いコーヒーであれば、欠点豆の混入は極端に少なくなりますので、香味が湯温度に影響されることは少なくなるでしょうから、やはり最終的にはいいコーヒーを使用するのがいいでしょう。