パパ日記

ペーパードリップの旅へ…

ペーパードリップは、一見簡単そうですが、とてもむずかしい抽出方法です。
日本人は器用ですし、昔からなんとなくこの方法は受け継がれています。
香味は、粉の粒度、粉の量、抽出時間、湯の温度で変わりますし、さらには湯の注ぎ方でも変わります。しかし、むずしい反面、慣れれば多様な香味を生み出すことのできる抽出方法ともいえ、コーヒーの愉しみは増えると思います。

 

 

例えば、喫茶店でも10店訪問すれば、みな粉の量も、抽出方法も違いますね。
何が正しいのでしょうか?たぶん抽出方法に正解はないといった方がいいですね。
但し基本はあると思います。
それはおそらく香味をうまく引き出す方法だと思います。
しばらく、このブログではその香味を最大限に導き出す方法を模索していくつもりです。

 

 

香味は科学的に優劣を比べることはできません。
ですから官能で判断するしかありません。
ここが厄介なところで、コーヒー業界ではみんな自分の店のコーヒーがおいしいといいます。
では、おいしいとは何でしょう?
香味はどのように見ればいいのでしょうか?

 

まずは、1.粉の香りを確認します。2.抽出したコーヒーの香りを確認します。
3.飲んで一瞬で構いませんので酸やコク、余韻を見ます。
初めはその差異を理解できなくても、毎日繰り返すことで香味の違いを少しづつ理解できるようになります。あまり深く考えずに継続すればいいでしょう。
少しづつ、自分の味覚が開発されていけばより微妙なニュアンスの香味を感じることができるようになります。

 

但し、今一つ前提条件があります。
いいコーヒーを飲むことですね。
いいコーヒーは味に違いがあるからです。
では、いいコーヒーとは?なんでしょう。
香味を理解する早道ですので、これも順次お伝えしていきますね。

 
とりあえず、あまりむずしく考えずコーヒーを楽しむ旅に出ましょう。