パパ日記

Tacubo

恵比寿はフレンチ・イタリアン激戦区です。

多くのレストランが誕生し、その伝説も作られていきました。
胃の調子は何とか持ちこたえていますが、質素な生活に戻らないといけませんね…..。

 

 

「Aria di Tacubo」は駅から徒歩5分程度のビルの4階にあります。
1階には赤のフェラーリが鎮座しています。
トイレにはジャン・コクトーの絵が飾られていました。
Tacuboはシェフの田窪さんの名前ですね。
かつてイタリアン業界中で一世風靡した「アロマフレスカ」の原田さんの下で働いていた方です。
小さな店ですので、昼もい夜もお任せのコースのみとなっています。
料理はアナゴのフリットにみられるように繊細で日本料理のようですが、反面パスタ2種はしっかりした味でイタリアを感じさせます。
メインの熟成肉はパリのフレンチ「パスカル・バルボ」、そして日本のフレンチ「カンテサンス」あたりから普及しだした定温調理のようで素晴らしい味でした。

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馬肉のカルパッチョ、アナゴのフリット、魚、菜の花のスパゲティ、手打ちショートパスタ、牛肉。
堀口珈琲のエスプレッソ。
ワインはバローロにしました。フランスのブルゴーニュもあります。
料理にはネッビオーロ種、ピノノワール種が合うと思います。

 

 

その昔をたどると、恵比寿から明治通りを天現寺方向に向かう右側に2つの伝説的レストランがありました。
川崎シェフのフレンチ「アラジン」は今でもあると思いますが、イタリアン「アロマフレスカ」は移転しました。
最近は行っていませんのでわかりませんが、川崎さんはしっかりした味のフレンチを出していました。
対して原田さんはイタリアで修業したことのない珍しいシェフで、当時その繊細な料理は驚きをもたらしました。
その頃、時を同じくしてイタリア料理界に衝撃を与えたシェフが「リストランテ濱崎」の濱崎さんです。彼は独自のイタリア料理を完成させた優れた料理人です。