パパ日記

コーヒーの香味の世界へ

抽出セミナーは、単にいれかたを反復するのではありません。
スペシャルティコーヒーは欠点豆の混入がなく、個性がありますので従来のような画一的な抽出概念はあまり意味がないと考えています。

 

 

 

いいコーヒーですので、粉の量、抽出量、抽出時間などを調整することにより多様な香味が表現できるということを実習します。何が正解なのか?はありませんが「こうすればこのような香味になる」ということが理解できるようになれば、コーヒーの世界は広がりますし、様々な香味を愉しめると考えています。

 

 

 

最終的に、正しくコーヒーの香味を理解するには、「コーヒーの香味とはそもそもなにか?」「おいしさとはなにか?」を学ぶ必要もありますので、そのためのカッピングセミナーもおすすめしています。

 

 

 

私の抽出セミナーは、年々変わります。
押し付けはせず、ご自身で考え、どのようにすればどのような香味になるのかのヒントを提示しています。
コーヒーの香味の多様性を通し、その魅力を感じとっていただければ嬉しいです。

受講者の方々には様々な受け止め方があるようです。
「目からうろこのセミナーでした。時間、量、いれかたでこれほど味が変わるとは」
「今までの入れ方のいいかげんさがわかりました」
「40年コーヒーをいれてきて、まだまだと思いました」
「いれかたひとつでここまで味がかわるとは」
「知らなかった新世界に入った気分です、とても勉強になりました」

 

 

 

今朝のコーヒー
プリマベーラブレンド  ハイローストやや深め
雪が解けると水になるのではなく、雪が解けると春になります。
明るい陽射し、さわやかな心地よさなどのイメージですが、毎年使用する豆は変わります。

20140306_141233 20140306_141246
ノリタケのヤジロベー。1920年から戦前までくらいか?
この時代のノリタケが好きですが、なかなか見つかりません。
北欧のミッドセンチュリーのデザインより古い時代のものとなります。