パパ日記

これからの個人喫茶・カフェ

4月から6月までの朝日カルチャーセンター「小さな喫茶店・カフェの作り方」はすでに定員ですが、追加可能か?は朝日カルチャーまでお問い合わせください。
刻々と変化するコーヒーマーケットを中心に、「出店すべきか否か?」の判断材料をできるだけ提示します。

 

 

コーヒー業界の大きうねりの中で個人の「喫茶・カフェ」は、ますます厳しい環境に置かれていくことが予測されます。コンビニコーヒーは、喫茶店の衰退分をカバーし潜在的な顧客を開拓し、缶コーヒー、コーヒーチェーン店の市場に割り込んできています。すでに2台目のマシンの導入も検討し始める店も出てきました。

 

 
今後コンビニは、将来的な人口減、高齢化という社会の中で都市部の買い物難民等を埋め、生活の中心になって行くを予測させまますので、一部コンビニは、飲食スペースの確保に乗り出しつつあり、スーパーのみならずコーヒーショップチェーン、喫茶・カフェなど多くの業種に影響を与え初めています。

 

 

 

すでに大手スーパーもイートインスペースの充実に力を入れ始めました。
これらは従来のイートインとは異なり、カフェを意識したもので、ゆっくりくつろげる空間つくりになりつつあります。また一部コーヒーショップチェーンも、フルサービスへの業態変更を模索し始めています。

 

 

 

住宅,商店街の喫茶・カフェの存在理由も変化していくでしょう。
将来的には地域社会の中で重要な場所として位置づけられると考えます。
「特別なものが食べられたり、飲めたりする」「気分転換できる」というという基本的な構造から、
「そこに行けば誰か知り合いがいて、人と人のつながりができるコミュニティの場所」
「店と個人と何らかのつながりが生まれる場所」という要素が加わるのではないかと予測します。

 

 
資金力豊富な米国のサードウエーブのコーヒー店も日本進出を初めつつあり、新しいムーブメントに喫茶・カフェのみならずビーンズショップもその力を試さる時代になってくると考えられます。
喫茶・カフェの経営は、経済動向やマーケットを知り、そのなかで自分のやりたいこと「をどのように構築していくか?」きちんとした考え方が問われる時代といえます。