パパ日記

第2回 カフェを経営している方へ

1990年代は失われた10年とも言われ、東京23区に喫茶の開店は極めて少なかった時代です。その喫茶の衰退を目撃しつつ新しい動きが出始めたのが2000年前後となります。
(その理由は省略します)

 

これらの店は従来の喫茶のイメージから脱却し、食にも目を向け当初は「東京カフェ」と
呼ばれました。「カフェごはん」などという言葉が誕生していきます。
既存にない店で、多くのメディアが取り上げカフェブームを形成し、紆余曲折を経つつ今日までその流れは継続されています。
この動きは東京からスタートしましたが、徐々に地方都市にも拡大して、現在はごく当たり前の業態となっています。

 

 

 

喫茶との基本的違いは、喫茶はソフトドリンク中心でその売り上げが50%以上をいい、カフェは食堂ではないものの食に重きを置きその売り上げが50%以上と定義付けるのがいいでしょう。カフェ開業の場合、昼食などの「カフェごはん」を初めに考えますので、喫茶とは異なります。したがって、一部のカフェを除き、「コーヒー」に対する意識は「食べ物」ほど高くはなく、コーヒーは中途半端な位置づけになることも多々あります。

 

 

 

カフェというこの業態も15年くらいの歴史を刻むなかで、開店、閉店を繰り返してきました。
ちんと収益を上げ3年持つのは10店中3店、10年持つのは100店中3店ともいわれ続けていますが、今では「趣味はカフェめぐり」という女性も多くなり、カフェ文化を形成しつつあると考えますます。
しかし、都市部のカフェはコンビニの弁当や持ち帰りの中食と真正面から激突しています。
更には、昨年からコンビニコーヒーも加わりました。
カフェにとっては厳しい環境が生まれてきています。
カフェにとって、コーヒーは重要なドリンクですので、ここにも重点を置くべきと考えます。

 

 

 

限られた消費マーケットの中で店の差別化はあらゆる部分で必要な時代になっています。
空間、サービス、そして味も。
食事ととともにおいしいコーヒーが必須となるはずです。
堀口珈琲がその道案内を致しますので、何なりとお声掛けください。