パパ日記

タンザニア・ブラックバーンの香味

ブラックバーンは、もう10年近く付き合っています。
それ以前ははスターバックスが購入していた農園でそのカフェプラクティスの認証も受けていた優れた農園です。多くの農園主がイギリスに住み農園の管理をマネージャーに任せるのに、ゲルケンさんは農園内に住む貴重な農園主でもあります。

 

 
北部タンザニアの品種は、ブルボン、ケント、その混合種が混ざっていると推測され、なかなかその香味をとらえるのが難しい産地といえますが、ブラックバーンなどを飲んでいくと優良タンザニアの香味のニュアンスをつかみやすいと思います。
ルワンダ、ブルンジなどのコーヒーを飲む機会があれば比べてみるのもいいと思います。

 

 

 

タンザニアの香味はケニアのように特徴的なものは少ないのですが、日本ではキリマンジャロとして多く使用されてきました。酸はグレープフルーツのようなかすかにビターな酸、コクは中程度でバランスのよいコーヒーです。その中でブラックバーンはしっかりしたコクのあるコーヒーですので突出している農園です。

 

 

 

堀口珈琲はケニアの華やかさやに傾注してきましたが、ベーシックなブルボンの香味のいいタンザニアもしっかり押さえています。
いいタンザニアは出しゃばらず、控えめでもなくなんとなく存在感を示すコーヒーです。
ワールドカップでいうと、現時点でなかなかやるじゃないかというアメリカのような存在でしょうか。
日本チームは残念でしたが、ウインブルドンで錦織君は2mを超える長身相手からサービスエースを20本以上決められながら勝ち抜きましたので、真の実力を身に着けていると感心しました。