コーヒーセミナーを初め１５年くらいになります。
当時の日本のコーヒー業界では余り事例がなかったと記憶しています。
初めは豆を購入してくださる地域の方々に抽出方法のセミナーを実施していましたが、又スペシャルティコーヒーの動きの中でカッピングなども実施するようになりました。

様々なセミナーを開催し、次第に遠方から来られる方も増え、予約の取れない状態も発生し、ここ１０年は休まずに行ってきました。
その間、内容を調整、改定してきた結果、ある程度安定したプログラムとしての完成度を見ました。しかし、コーヒーは複雑で奥深く、スペシャルティコーヒーの成熟過程において、ますます難しいと感じています。コーヒーマーケットはより複雑になり、コーヒーをとらえる視点も多面的である必要も感じてきました。

「おいしいコーヒーとは何か」という曖昧かつ究極ともいえるテーマに対し、コーヒーそのものを農業的にとらえる視点、分析的にとらえる視点、官能的にとらえる視点を
持ちつつ、組み合わせながら、新しいプログラムを作成したいと考えています。

そのため８月の私の担当セミナーはお休みいたします。
９月からは再度新しいプログラムで実施したいと考えています。