パパ日記

Summer Time Coffee

夏の午後のひと時をアイスコーヒーで。
北欧でも6月から7月は暑いのでコーヒーショップでアイス系のメニューは多く作られるようになっています。最近は米国でもアイスコーヒーを作るようになりつつあります。
天候不順の猛暑など世界的に暑い日が多くなっているのかもしれません。

 

 

堀口珈琲の喫茶では開業時の1990年から急冷で一杯ずつ作ることを基本としています。
この抽出方法は喫茶隆盛期の忙しさの中で失われ、このやり方は当時珍しいものでした。
急冷は、香りが伴い、透明度の高いコーヒーができます。
コーヒーゼリーも透明度があり、おいしいですのでお試しください。
この透明度は欠点豆の混入がないこと、ある程度のローストの深さであることなどにもよります。
もちろんカネフォーラが入っていない方がいいですね。
1990年にこの仕事を初めた時は、アイスコーヒーにカネフォーラ(ロブスタ種)をブレンドすることが当たり前の時代でした。私がロブスタは混ぜないと発言した時は日本のコーヒー業界から奇異の目で見られたことを思い出します。

 

 

米国ではグラスポットに氷を入れ、そこにコーヒーを抽出するという方法が多く見られます。
これは日本の影響が大きいと思います。
この方法は日本の喫茶店で多く見られたもので、ある程度の量を抽出する場合にはいい方法です。
粉と氷の量、注ぐ湯の量をあらかじめ決めておけばぶれは比較的少なくすみ、冷やす時間は必要なくなります。

 

 

水出しもいいと思います。
8時間程度一滴ずつ落として抽出する器具もあります。
当初は多くの店で飲み馬鹿にしていたのですが、堀口のコーヒーで試したら驚愕のおいしさでした。
水は苦み成分や香り成分の一部を溶解しない為、いいコーヒーを使用すれば柔らかな苦みの味を体験できます。但し香りは急冷の方がいいと思います。
堀口珈琲であればNo6かNo7のブレンドがおすすめです。
フルシティやフレンチローストのシングルオリジンでもいいと思います。

 

 

水出しパックも販売しています。
お好みで水の量や抽出量を加減すれば好みの味を作ることができます。
以外にいい味なのでびっくりです。
今年で2年目ですが固定ファンが多いです。