パパ日記

モカではなくエチオピア・イルガチェフェ

今朝のコーヒー
エチオピア イルガチェフェ ウォテ
いいナチュラルです。
このようなコーヒーはまだ世界のスペシャルティコーヒーマーケットでもあまり流通していないコーヒーとなります。今年の4月にスターバックスがシアトルでこのコーヒーに近いイルガチェフェのナチュラルを販売しましたが、他にはまだ米国での流通はほぼない状態です。
今後米国の多くの会社が このようなコーヒーに関心を持ち欲しがることになるでしょう。

 

 

 

日本で一般的なナチュラルのエチオピアは、よくてもG-3くらいで、通常はG-4、G-5で欠点豆の多い豆です。未熟豆や欠点豆が多く混入し、モカなどと称されるもので、ウォテはそれらと次元が異なるものです。

 

 

 

以前は、エチオピアでは、ここまでの品質のコーヒーは作られていませんでした。
リクエストする消費国のインポーターもロースターもいなかったと思います。
こんなものが作れるという発想がそのものがなかったと思います。
しかし、堀口珈琲はイルガチェフェマニアですので昔からこのようなコーヒーを作れるエクスポーターというか生産者をずっと探していたわけです。
堀口珈琲の古いファンであれば、ミスティバレーを思い起こしていただけると思います。
イルガチェフェのナチュラルの最高峰で、あまりの衝撃に今でもその名は多くのエチオピアファンの記憶の中に残されています。
その後諸問題があり生産されることはなくなり、長い間幻のコーヒーのようでした。

 

  


数年前から優れたイルガチェフェのナチュラルにこだわり、ここまでたどり着いたといえます。
毎年のようにこのようなすばらしいコーヒーを販売することができるのは、堀口珈琲のバイヤーとしてのこだわりと実力故と自負します。

 

 

欠点の香味のないナチュラルフレーバーです。
「よい南仏の赤ワイン、ブルーベリー、かすかにストロベリー、ラムレーズン、フランボアーズのチョコレートなどのニュアンス」も感じます。
シティとフレンチでは異なる表情を見せてくれます。

20140810_114805 20140810_114857