パパ日記

サンタカタリーナとスタバークスとブルボン

今朝のコーヒー
グァテマラ サンタカタリーナ シティ
8つの生産エリア(細かく区分するともっと多い)の中の一つアンティグアの素晴らしい農園の豆です。
アンティグアは石畳(歴史を刻みでこぼこですが)の古都で美しい町です。
壁はカラフルで、よいホテルやレストランもあり観光地としても有名で欧米から多くの旅人が訪れます。
この地域には3つの火山があり、この町の近くに農園が多く点在しています。

 

 

この地は昔から良質のコーヒーがとれる地域として認識されていましたので、偽物というか近郊の豆が混ぜられ流通したため、私がこの仕事を始めたころは本物のアンティグア産はジェニュインアンティグアといういい方がされました。
APCA(アンティグア生産者組合)は、それらを防ぐために作られ、現在加盟は30数農園?あります。(正確には把握していません)

 

 

2004年に初めてこの地に行ったときには、スターバックスが多くの農園の豆を購入していました。日本にスタバが初めて出店したのは1996年で、世田谷の堀口珈琲が2階から1階に引っ越した年です。
バブルが崩壊し、日本が低成長時代に入ったころで、喫茶店が毎年3000から5000店くらいなくなっていった時代です。
ですからスタバにとっては、日本の喫茶崩壊の時期でしたので急成長の一要因ともと考えられます。

 

 

スターバックスは、この当時は、メニューボードに2つのオリジンを表示していました。

グァテマラ・アンティグアとコロンビア・ナリーニョです。
当時アンティグアの農園の豆を購入しブレンドしていたわけです。
サードウエーブのシングルオリジンなどという前にセカンドウエーブのスタバは早くも多くの農園の開拓をしていたわけです。

 

 

サンタカタリーナについても、スターバックスやピーツコーヒーが購入していました。
この当時はまだ米国のインテリジェンシア、スタンプタウンなどのサードウエーブには力はなく、、ブルーボトルに至ってはまだ論外の時代です。
堀口珈琲にとってはスタバが大きな壁となって立ちふさがっていたわけです。

 

 

それまではカルモナ農園の豆を購入していましたが、新しい農園を探す必要に迫られサンタカタリーナのペドロに2004年に初めて会った訳です。
スタバがほぼ全量を購入していましたので、初年度は50袋(69k換算)売ってもらい、次第に購入量を増やして行きました。
スタバは成長し、店舗数が増え、価格の高いアンティグアの農園の豆を買えなくなりつつありましたので、堀口珈琲が代わりに購入していくことになり、今では生産量の大部分を購入しています。

 

 

なぜサンタカタリーナを購入し続けているのかその理由はいくつかあります。
1.ブルボンの基本形の香味である
2.グァテマラ屈指の酸とコクのあるコーヒーの一つである
3.世界中のあらゆる農園や農協の豆の中で品質のぶれない農園の一つである
4.コロンビアの南部の優れたコーヒーがスタバに抑えられていたからである
これらの詳細は機会があれば。

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日本陶器会社(ノリタケ)の古いカップ、1930年から40年位か?
品質は今一つだが、カップの歴史の中では重要なものといえます。
このようなカップに価値を見いだす人が増えることを期待します。
いずれビンテージからアンティーク(100年以上の歴史)になっていったときには
陶器美術館などが欲しがるようになるかもしれません。

 

 
ブルボンの香味は程よい酸とコクのバランスです。
ティピカよりコクはありますが、ティピカの方が繊細です。
グァテマラにはティピカはカルモナくらいにしかなく、比較も難しいとは思います。
サンタカタリーナはアンティグアを象徴するようなコーヒーで、ブルボンの基本の香味として
みてもいいと思いますので、そのような観点からもこのサンタカタリーナをお愉しむください。

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左はブルボン系で右はティピカ系
これからセミナーです。