パパ日記

セミナー参加者

1999年旧狛江店の2階でセミナーを始め15年が経過しました。
8名限定の抽出編がスタートでした。
その後世田谷店の2階、上原店、そして現在のセミナーハウスと変遷して、多くの方が参加されました。また社外のセミナーも多く行ってきました。
正確ではありませんが参加者は、初期の年200人くらいから多い年は2000人以上です。

 

 

 

カウントはしていませんが総参加数で見れば20.000人程度?は参加されていると思います。
ここまでよくやったと思います。
残念ながら今はここまでのパワーはありませんが、将来的には次元の違うセミナーをやりたいという願望はあります。

 

 

 

セミナーは、1990年に世田谷に開業して10年たった時に、豆を販売していながら地域の方々に抽出方法も伝えていないという反省からスタートしました。
次第に
1.  単純にコーヒーの入れ方を知りたい
2.  もっとおいしいコーヒーを飲みたい
3.  将来お店をやりたい
等さまざまな理由で広域から参加される方が増えていきました。
同時にネットからの参加申し込みも受けるようになりました。

 

 

 

初めはペーパードリップの「抽出基礎編」のみでしたが、もっと専門的にコーヒーを勉強したいというニーズに基づき「カッピング編」もスタートし、さらに上級の「テースティング会」もスタートしていきました。
特に上級セミナーは、コーヒー好きの方から開業される方までの中で人気セミナーとなり
瞬時に予約が埋まるようになり、現在でも予約の取りにくいセミナーになっています。
それ以外にも「抽出応用」「ネルドリップ」「ブレンディング」「エスプレッソ」「焙煎」「基礎知識」「テースティング会入門」「生豆鑑定」「開業編」など様々なセミナーを開催してきました。

 

 

開催すればそれだけ参加される方がいましたのでニーズがあったということでしょうか。
多い月には土日に12回前後のセミナーを入れていました。
この時期はセミナーに力を入れ、よりコーヒーを知っていただきつつお客様の拡大を目指していました。 

 

 

2000年という時代はコーヒー業界には大きな動きがあった時です。
2001年あたりから日本でもスペシャルティコーヒーのムーブメントが台頭し、それに付随してコーヒーへの関心度も増していったと思います。

並行して
1.  カフェブーム
2.  自家焙煎店ブーム
といえるような動きも目立ちました。

 

 

これらは、1991年のバブル崩壊に伴い、会社の倒産や終身雇用制の崩壊などが相次ぎ、低成長期の中で起業しようとする人たちが生まれたことも要因の一つとして挙げられるでしょう。

コーヒーを含む飲食マーケットの中で
1.  不況で良い物件が市場に出回り
2.  家賃と保証金が下がり
3.  お金が借りやすくなり
開業がしやすくなったといえます。
私の開業した1990年当時の物件の保証金は20坪で10.000.000円以上でしたが2000年にはその1/5程度もしくはそれ以下まで下がったのですから、起業ハードルが低くなったといえるでしょう。

 
しかし当時は、開業に関しての情報もなく、私の多種のセミナー以外にはセミナーも少なく、多くの方々が参加したのだと考えます、
今では考えられないでしょうが当時は抽出のセミナーでさえ他ではあまり行われていませんでした。

 

 

これまでセミナーで、常に心がけていたことは

1.新しい情報を提示し
2.次のセミナーにも来てみたいと感じてもらい
3.最終的には遠方参加者に交通費や宿泊費に見合う内容と感じてもらうことでした。

 

 

 

私のセミナーは、コーヒー業界にそれなりの影響を与えたと思います。
今では様々な会社や自家焙煎店が顧客獲得のためにセミナーを行うようになっています。

 

 

 

ある程度の役割は果たしたと感じていますので、セミナーを少し減らして土日も休めるようにしつつあります。回数が減ってきていますがご了解ください。
止めるわけではありませんので、…..為念。
10年以上アウトプットばかりでしたので、新たにインプットをはかりたいと考えています。

 

 

 

明日は午前中に「パルコ」主催の「おいしいコーヒーの淹れ方」セミナーをやり、午後はテースティング会となります。日曜はテースティング会を2回行います。
テースティング会用の豆は、面白いサンプルを今上原店で焙煎してもらっています。
乞うご期待。