パパ日記

4月テースティング会

テースティング会お疲れ様でした。
トリマは柑橘系の酸とコクが明確でいいコーヒーでした。
但し、コクの質がやや重く、ここがクリーンになるとさらに素晴らしいと感じました。
コクの中にはクリーンさと重い感覚(かすかな濁り感などのニュアンスもある)と2種ありますので、区分できるようにしてください。
重い場合は品種による影響もあれば、標高による豆質の固さと焙煎の関係などもあると推測され難しい官能評価となります。

 

 
コロンビアの場合は、品種の構成の影響も受ける可能性があります。
カスティージョとカツーラとティピカなどの品種が混ざります。
但し、品種がわかったからといって香味は品種のみでは割り切れません。
FNCでは品種間格差よりも標高の方が香味に対する影響は強いといういかたをする場合が多いと思います。
コロンビアは、テースティングの最も難しい生産国だと思います。
なるべく、香味を分析しますのでめげずに参加ください。

 

 

ウイラはバランスがよく、クリーンなコーヒーでした。
多くは柑橘の酸ですが、かすかに青梅やプルーンの香味が混ざる複雑なものもありました。
ここがウイラの不思議なところです。
また、ロースト時間の経過により香味が変化するものも見受けら一筋縄ではいきませんね。

 

 

コロンビアコーヒーは、県という広域の生産地単位から、県の中の地域が細分化される方向にあり香味のとらえ方が難しくなってきています。
よいコーヒーの産地であることには間違いなく、今後も香味を追いかけたい産地です。

 

 

 

今朝のコーヒー
マンデリン ブレンド
マンデリンのミディアム、シティ、フレンチを1:1:1でブレンド。
焙煎から常温保管で12日の豆。
30gを2分30秒で260g抽出。
個々の豆では感じられない複雑なマンデリンフレーバーが生まれます。
明るいオレンジのような酸、青草、森の木々、ふくよかな味わい、ベルベットのようななめらかさなどが感じられこの豆の良さを再確認します。
焙煎日から1週間くらいは常温(豆の場合)で置いた方がより複雑な香味が生まれると思います。