パパ日記

今日はマンゴー

宮崎からアップルマンゴーがとどく。
うまく収穫が行かなかったもののようで余りにも小さく驚きです。
しかし、甘い香りは強烈で味もあまりに甘く完熟したマンゴーと同じ味でした。
安いので購入しました。
20150706_202733

最近はメキシコマンゴーも多く日本に入っています。
価格も安く甘すぎず味もそこそこですので見かけたら試してください。

 

 

コーヒーにこのマンゴーのような熟した甘い果実の香味はあまり体験しません。
最も熟した果実感を感じるのはケニアですので、そのような完熟感のある香味の場合にはマンゴーのようといういい方もありでしょうが、宮崎マンゴーよりも台湾やメキシコマンゴーくらいの香味のニュアンスでしょう。
また欠点の香味のないナチュラルで、乾燥状態がよく仕上がった豆には熟した果実感がありますが、少しニュアンスが異なります。

 

 

いずれにせよ、コーヒーチェリーが熟したものから作られる豆とそうでないものの間には香味の差異があり、それはコクや甘みの違いに現れますのでその違いも理解できるようになるとテースティングは楽しくなるでしょう。

 

 
サンタカタリーナやダンカン等には熟した柑橘の果実の甘い酸が隠れています。
それらの香味が一番わかりやすいのはミディアムの深めくらいからシティローストあたりになります。よいコヒーであれば焙煎が浅めであれば果実感は楽しめますが、しっかりしたコクが生み出す複雑なコーヒーらしい濃縮感は深めの方が楽しめます。

 

 

しかし、私が求めてきたものは「フレンチローストでも産地の個性的香味のあるもの」で、「そのためには焦げや煙に味は厳禁」ですので焙煎が重要になります。
堀口珈琲には深めの焙煎が多くラインナップされているのは、コーヒーの嗜好性は、深い焙煎でありつつ柔らかなよい香味に移行していくと考えるからです。