パパ日記

ベージュとブノア

NHKの「あさイチ」のレジェンドキッチンというコーナーにアラン・デュカスがでていてブレッドのオムレツを作っていましたのでみてしまいました。

 

デュカスはまだ60歳弱なのでレジェンドなのか?
この年だと日本では第1戦で活躍しているシェフは多くいます。
現在の彼は、かつての料理で一世を風靡した栄光の歴史とは別に、実業家としてあまりに多くの店の経営に絡んでいるので、レジェンドなのかもしれません。

 

 

ブレッドのオムレツというと米国のパンのオムレツをイメージしますが、このブレッドはフランスの葉っぱ系の野菜です。大量の葉に、塩コショウ、チーズ、オリーブオイル、そして溶き卵を加え20~30分かけて焼いていました。

 

御大がTVに出て自ら包丁を握るのですから、「ベージュ(Le Beige)アラン・デュカス東京」のシェフの小島さんが心配そうに後ろでうろうろしながらフォローしていました。

 

 

 

小島さんはデュカスの信頼厚く、2005年にデュカスのプロデュースでビストロ「ブノア」ができた時の料理長でしたが、親会社の倒産で一時閉店し、その後再開店しています。

 

 

この「ブノア」は料金も安く使い勝手がよく、私も小島さん時代から現在まで何度か足を運んでいます。
最近は昼5000円前後で食べることができ、連日女性で満員です。

 

 

 

一番デュカスの料理を継承しているでしょう小島さんは、現在「ベージュ」のシェフになっています。
以前小島さんのまかない料理をTVで見たことがあります。
ショートパスタをバターでいため、ブロッコリー中心に野菜を入れそのまま少量の水で煮込んでしまうもので、かなりおいしいパスタが簡単にできます。
パスタが柔らかくなるまで水を加えればよいだけです。
ブロッコリーがぐちゃぐちゃになりいい感じとなります。

 

デュカスの師匠は、ヌーベルキュイジーヌの鬼才アラン・シャペルで、この人こそ今は亡きレジェンドでしょう。長崎の上柿本さんは、アランシャペルでデュカスと同僚でしたし、三國さんも一時いましたのでフレンチの世界は人脈の連続性があります。
尚、神戸のポートピアホテルにアランシャペルがありましたが今はありません。