パパ日記

イルガチェフェコーヒーに恋して

今朝のコーヒー
エチオピア サワナ&コチェレ シティ
すばらしいイルガチェフェが飲めるようになり、感涙とでもいうのでしょうか?
すばらしい香味で、最近はテースティング会で90点(SCAAの評価基準、現時点では最高峰レベル)をつけることも多くなりました。

 

 

20年近くこのコーヒーを追いかけ、その香味の安定性に悩まされ、サンプルさえ満足に取れなかった時代を考えると、今はその栽培と流通の進化は目を見張るものがあります。

 

 

勿論、昔から素晴らしい香味の豆で、その衝撃が大きかったため、より良いものを求める欲求に対しそれが十分得られないことのいら立ちが長い間くすぶり続けていたと思います。
2000年以降米国の買いも増加し、品質が追い付かなかったのか?
まだまだステーションでの完成度が低かったのか?
まだ、産地に入れるような時代ではなかったので、このあたりはよくはわかりません。
一時期、LCFのメンバーにも香味に年度差が出るので、ブレンドに使用しないように話したこともあります。

 

 
このような素晴らしいコーヒーが当たり前のように、最近は毎年調達してきていますが、そんなに簡単なことではないこともご理解いただければと思います。
今も当社のスタッフが現地に行っています。

 

 

 

このイルガチェフェコーヒーに対する個人的な思いは強く、農薬問題があった時期も農薬検査を何度もして、一度も輸入を切らしませんでした。
このことは、いかにこのコーヒーに執着してきたか?
輸入会社の担当者であれば理解していただけるでしょう。

 

 
現在、堀口珈琲では数種類のイルガチェフェを購入していますが、このような会社は世界中を見渡してもほとんどありませんので、その多様な香味の世界をご堪能いただけるともいます。

 

 

 

現在、ウオッシュトとナチュラルの2つを販売していますので、初めは両者をそれぞれ楽しみ、次にこの2つの豆をブレンドしてもいいと思います。
また、違う香味を楽しむこともできます。
エチオピア最高峰の魅惑に満ちたコーヒーです。