パパ日記

ファッションとコモディティ化―2

しばらく「ウイラ」を飲みます。
あまりの暑さに、冷やしたシャンパンに氷を入れて飲んでいます。

 

 

今は、スーツでおしゃれをしませんので、唯一シャツに飲みまだこだわりが少し残っています。

 

 

 

さて、オックスフォードクロスの白のシャツは、やや厚手の素材で,ボタンダウンが多くなります。
ブロードのシャツはややきめ細かな織の素材です。
また、共に番手(糸の細さ)により素材感が異なり、細ければ光沢が出て上品になります。
価格も高くなりますがいい感触です。
これらに、デザインが加味されますので、白いいシャツほどおしゃれ感を表現できます。

 

 

これにジーンズの組み合わせは好きです。
真夏でしたら白のアイリッシュやフレンチリネンなどはさらによく、
この場合は長袖がおしゃれです。

 

 

 

20代の頃、スキー場で追突され、むち打ち症で首がこり、ドレスシャツなどの襟の堅いシャツを着ることができなくなり(Tシャツも着ることができません)、ネクタイも冠婚葬祭以外はしません。
3分で首が凝りますので、ひたすら我慢します。

したがって、シャツ選びはかなり神経質になります。
そもそもも着ることのできるシャツがあまりに少ないので、着ることができそうな場合は一度に数枚購入します。そもそも着ることのできるものが少ないのです。

 
ここ数年はシャツなどの衣類を購入していませんので、シャツ不足が深刻です。
夏はオックスの半そで方が涼しげです。
数年前「ティンバーランド」のオックがなじみましたので、10枚程度購入(価格が安め)し、それを中心にローテーションで着ています。(ただし、このメーカーは、型紙が毎年変化するのが気に入りませんが)
ただし、週1回は洗濯が必要となり足りないですね。
昔は自分でアイロンをかけていましたが、今は面倒で、洗いざらしを着ます。
干すときに少し生地を伸ばすくらいですませています。
あまり神経を使わなくなったので、よい傾向出葉ないですね。
このようなことはほかのことににも影響していきますので、何事にもこだわりというのは重要持ち続けたいものです。

 

 

 

クリーニングに出すときは、「のりなし、プレスをできるだけ緩く、折り目を付けないように」など、かなり注文つけます。着心地や風合いを気にします。
最近は、クリーニングも個人店の職人さんがほとんどいなくなり、程よい風合いで仕上げてくれる店がほほとんどなくなりました。
クリーニングもチェーン店、機械化、量産の時代になっています。

 

 

長袖シャツは、知人のお父さんが経営している会社のシャツを、オックスフォードとブロードの柄ものを十数枚買っておいたので、他のメーカーのものと着回ししています。
このメーカーのオックスは、やや番手が太く頑丈な糸で、50回くらい洗濯機にかけると着やすくなりますので、シャツにこだわる方には紹介します。(ジーンズを何度も洗うような感覚と同じです。)

 

 

 

インドに行って棉を調達し、わざわざアメリカの古い縫製工場に持ち込み(そもそも米国には縫製工場などはほとんどないでしょう)、古いミシンで縫っています。
かなり昔の古典的な「ブックスブラザース」などの風合いを再現しようとしているのかもしれません。以前、ビームスでも売っていたように思います。
このようなこだわりは、ファストファッション全盛の中で、どこまで消費者に伝わるのか?またどのように伝えればよいのか?難題です。
これは、コーヒーも同じことで難題です。

 

 

 

ここ数年は、「マーガレット・ハウエル」のLサイズがフィットするので購入してきましたが、価格も高く、似たような柄やデザインが多いので、今は購入を控えています。
細い番手の糸のデリケートな記地のシャツを選んでいます。
頻繁には着ないので、体形が崩れなければ10年近く、長く着るでしょう。
これはクリーニングに出します。
 

フィットするシャツがないとなると、オーダーメイドがよいように思えるのですが、オーダーはカチッとしたドレスシャツを作るのが基準となりますので注文はしません。
ドレスシャツの襟はかたすぎてきれません。
また、採寸して作ってもフィット感が満足できるようになるには数回の試行錯誤が必要になります。オーダーで心地よいシャツにたどり着くのは私の場合難しいですね。

 

 

こう書いていると、たくさんシャツを購入しているように感じるかもしれませんが、30年ですから、そう量が多いとは思いません。
5~10年くらいのスパンで長く着ていますので、以前は小田急線高架下のレンタルボックスを借りていました。しかし、さすがに取りに行くのが面倒で、キャンセルしました。30年前から購入していた「パパス」は、年1回着るシャツ以外は全て処分しました。
(年に1回しか着ないシャツやアジア圏出張の時にしか着ないシャツなどもあります。)

 

 
この仕事をする際には、「もうスーツは着ないと心に決めました」ので、スーツ、コート、ネクタイなど、相当量をすべて処分しましたが、基本的には貧乏症、よくいえばコレクターですので、本来断捨離は嫌いです。
ブルーノートのレコードなど1.000枚分程度を録音したカセットテープも、家の中でオーダーした専用棚に鎮座しています。他人から見ればごみのようなものでしょうが、自己を形成してきた歴史の一部で、こだわりが詰まっています。

こんな影響なのか、むずめ宛てに世界中から毎日1枚づつCDが届きます。
毎日1枚づつ買っているのでしょう。