お知らせ

コトワの極上ウォッシュトとナチュラルを少量入荷!あと、やっぱりグァテマラまだまだ販売することにします。すいません。

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コトワはパナマの最高峰であるバルー火山の東、チリキ県ボケテ地区にいくつか栽培エリアを有しており、素晴らしいコーヒーの作り手として世界中から高い評価を受けている生産者です。先日から販売している「ダンカン」と隣り合わせにあり、さらに標高の高い「ドン-K」の特別仕様ロットを少量入荷しましたので販売開始します。
「ドン-K」では除草剤や殺虫剤などの化学的な農薬を一切使用していません。農地の周囲に広がる原生林を保護し、環境にも配慮して丁寧に栽培されたチェリーを今回の特別ロットではドライプルーンのようにダークレッドになるまで樹上で成熟させました。写真は完熟したチェリーですが、収穫せずにこれよりさらに成熟を進行させます。素晴らしい香味を生み出すためのアイデアなのですが、問題は小雨と多くの風が吹く農園の気象特性で、100%以上に完熟させたチェリーは簡単に木から落ちてしまいます。やはりこれらは生産には回されず、この手法は驚くべきことに全体の約30%のチェリーを落下によってロスしてしまいます。
プレミアムリザーブは、非常に優れたカップを生み出すとともに、現実問題として多くのチェリーを無駄にしてしまう贅沢な生産方法です。ウォッシュトの香味は非常にフローラルで上品、オレンジのような明るい酸と程よい甘みがあり、ナチュラルは熟したプラムのように濃厚でフレッシュな甘みと優雅な果実感が素晴らしく、まさに極上のナチュラルに仕上がっています。

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現在の主要生産地であるミナス・ジェライス州より南西に位置するパラナ州の農園で、今年で2年目の使用となるカリフォルニア農園を入荷しました。この農園の歴史は古く、1920年代にアメリカの企業によって設立され、現在も農園名に由来が刻まれています。2004年にロドリゲス家が経営する企業が農園を取得して以来、農学者でもあるルイス・ロベルト・ロドリゲスさんが中心となり、霜害で衰退した産地の再興を目指すリーダー的存在として先進的な取り組みを行ってきました。農地の区画整理や栽培・精製プロセスの刷新、さらには自然環境及び労働者の生活向上に配慮した生産を行い、2007年にはパラナ州で初めてGood Inside認証を取得するに至りました。農園取得後、栽培する樹も全て産地に適したものに植え替えられています。今回販売するカトゥアイはミルクチョコレートのような甘みとコクとやわらかな酸があるマイルドなコーヒーです。

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回初登場となるエル・ベルヘル農園はアンティグアの北西、アティトゥラン湖東側の非常に標高の高い地域にある農園です。有力な生産エリアのひとつにアティトゥランはあるものの、その地域は湖の西側に広がっているためエル・ベルヘルは代表的な生産エリアから独立した土地の農園ということになります。事実、近隣ではコーヒーを栽培しているのは彼らだけのようで、ベナベンテ氏がファミリーでいくつかの農園を所有しています。昨年わずかながら使用したラス・カメリアス農園やフロリダ農園もそのひとつですが、これらの農園よりエル・ベルヘルはとてもこじんまりした農園で、ほんの数百kgしか生産できません。香味の特徴は豊かな酸があり、しっかりとしたコクとチョコレートやキャラメルを連想させる甘みを持つ、バランスの良さが際立つコーヒーです。少量の入荷ですのでお早めにご注文ください!

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