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冬の贈り物にはコーヒーを【お歳暮・お年賀・寒中御伺】

冬の贈り物にはコーヒーを【お歳暮・お年賀・寒中御伺】

「冬の贈り物には何が喜ばれるだろう?」

贈り物選びはなかなか大変ですが、何にしようかと悩む時間も楽しいもの。冬はクリスマスやお歳暮、お年賀などさまざまなギフトシーンがあり、お世話になっている身近な方や大切な人へ、感謝の気持ちを伝えるよい機会です。

実際に何を贈ろうかと考え始めるとなかなか難しい……、という方も多いのではないでしょうか。ハムやビール、お菓子などの定番とともに、価格帯や楽しみ方のバリエーションが豊かな“コーヒーギフト”を候補にいれておくと贈り物の引き出しがグンと増えるはずです。

そこで今回は、くつろぎの時間を贈る“コーヒーギフト”をご紹介します。

贈り先に合わせたおすすめのコーヒーギフトを始め、贈り物の時期などをまとめています。何を贈ろうか迷っている方、どのように贈ればよいのかわからない方、必見です。

 

あらゆる場面で活躍する“コーヒーギフト”

 

贈り物にコーヒーをおすすめする4つの理由

寒い時期に飲むコーヒーは格別

なんといっても冬に楽しむコーヒーは特別です。リモートワークや家事の合間の休憩に、「ゆっくりとくつろぐ特別な時間を過ごしてほしい」という想いを込めることができます。

種類や価格帯がさまざま

淹れ方、楽しみ方、味わいなどの点でコーヒーギフトはバリエーションがとても豊富。お相手に合わせて選び分けることができるため、若い方やご年配の方、目上の方など、年齢や立場に関係なくプレゼントができます。

賞味期限が比較的長い

インスタントコーヒーやコーヒー豆など、商品のタイプによって異なりますが賞味期限が比較的長いことも魅力のひとつです。受け取った後に慌てて消費していただく心配もありません。

デザイン性に優れたおしゃれなものが多い

高級感のあるデザインからセンスが感じられるスタイリッシュなものまで、パッケージのデザイン性に優れた商品も数多く存在します。せっかくの贈り物ですので、見た目にもこだわって選んでみるとよいでしょう。

 

コーヒーギフトを選ぶための5つのポイント

 

 

そんな贈り物として人気のコーヒーですが、レギュラーやインスタント、スティック、コーヒーバッグ(ドリップバッグ)、リキッドなど、今ではさまざまな形態があります。また、味わいも非常に多様です。華やかで果実感豊かな浅煎り、苦みしっかり濃厚な甘みの深煎り、マイルドなものから個性的なものまで豊富なラインナップです。

とは言うものの、たくさんの選択肢のなかから相手に合わせた商品を選ぶのはとても難しいですよね……。

そこで、ここでは各商品の一般的な特徴や贈り物としての費用感など、コーヒーギフトを選ぶ際のポイントを詳しくご紹介します。選ぶ際のポイントとして、5つの項目に注目してみましょう。

 

【価格帯】

コーヒーバッグなどの簡易的なコーヒーであれば3,000円~6,000円程度が一般的。コーヒー豆になるとその幅は広がり、数千円のものから1万円を超える高価なものまで様々です。ただし、コーヒーのみのギフトで2万円を越えることはほとんどありません。抽出器具など関連商品とセットになっている場合は、さらに高価になる可能性があります。

 

【手軽さ】

コーヒーを飲む方にとってこの項目はとても大切です。朝の出勤前にササっと飲む方、3時のおやつと共にゆっくり飲む方。どのようなシーンでコーヒーを楽しむかはその方のライフスタイル次第です。手軽に淹れたい時もあれば、手間こそが楽しさに繋がることもあります。贈られる方がどのようなシーンで飲まれるか、また飲んでいただきたいかを想像すると、より心のこもった贈り物かもしれませんね。

 

【保存期間】

一般的にコーヒーの賞味期限は比較的長く設定されています。贈り物にコーヒーが人気とされる理由のひとつです。コーヒーの形態や販売元の考え方に依りますが、コーヒー豆であれば数ヶ月、インスタントコーヒー(未開封)であれば2、3年程度とするものもあります。

 

【種類】

レギュラーやインスタント、スティック、コーヒーバッグ(ドリップバッグ)、リキッドなど様々な形態があるコーヒーですが、現在では多くのメーカーや専門店などが幅広いラインナップを揃えています。それぞれ、選択肢の幅がどのくらいあるかの目安にしていただければと思います。

 

【味わい】

どのようなコーヒーを“おいしい”と感じるかは、その方の趣向や気分、飲む環境にも関わりますのでそれぞれ異なるでしょう。そのため、おいしさを一概に評価することはとても難しいです。そこで、今回の記事では、「風味が良く、より多彩な味わいが楽しめるかどうか」というポイントで評価しています。

 

タイプ別の評価・特徴

インスタントコーヒー

★☆☆☆☆ 価格帯:安い

★☆☆☆☆ 手間:かからない(お湯や水を注ぐだけ)

★★★★★ 保存期間:長い

★★★☆☆ 種類:大手メーカー中心

★☆☆☆☆ 味わい:コーヒーであればいい!

 

喜ばれるお相手の特徴:

・とにかく手軽に毎日たくさん飲みたい方

 

商品の特徴:

コーヒー豆の抽出液を乾燥させて粉末状に加工した商品です。お湯を注ぐだけでよいので、非常に手軽に短時間でコーヒーを作ることができます。いれた後の粉(抽出かす)がでないので、後片付けも簡単です。でも、簡便性のために風味を犠牲にしているところもあるので、コーヒー通やコーヒー好きの方には贈らない方が無難です。

 

コーヒーバッグ(ドリップバッグ)

★★☆☆☆ 価格帯:安め

★☆☆☆☆ 手間:かからない(お湯を注ぐだけ)

★★★★☆ 長期保存:数ヶ月

★★★★☆ 種類:大手メーカーや専門店からも

★★★☆☆ 味わい:少しこだわりたい

 

喜ばれるお相手の特徴:

・手軽に飲みたいけど味わいにも少しこだわりたい方

・ホットコーヒーで飲みたい方

 

商品の特徴:

コーヒーの粉がパックされた商品です。コーヒーバッグはティーバッグのような形状をしていますので、カップに入れてお湯を注いで数分待つだけで完成します。ドリップバッグの場合はバッグをカップの縁にかけ、お湯を注ぎ完成です。フィルターやドリッパーなどを別に用意する必要はありません。最近では高品質なコーヒーを扱う専門店やアパレルなどの別業界からも様々なバリエーションが販売され始めています。

 

リキッドコーヒー

★★☆☆☆ 価格帯:安め

☆☆☆☆☆ 手間:最もかからない(そのまますぐ飲める)

★★★☆☆ 保存期間:数ヶ月

★★★★☆ 種類:大手メーカーや専門店からも

★★★☆☆ 味わい:少しこだわりたい

 

喜ばれるお相手の特徴:

・手軽に飲みたいけど味わいにも少しこだわりたい方

・アイスコーヒーで飲みたい方

 

商品の特徴:

リキッドコーヒーとは、豆や粉ではなく、すでに飲み物の状態になっているコーヒーのこと。瓶やペットボトル、紙パックなど色々なタイプが販売されています。氷の入ったグラスに注ぐだけで簡単にアイスコーヒーが作れます。最近では「カフェオレベース」と呼ばれる牛乳で希釈してアイスカフェオレを作るタイプも販売されています。こちらも、コーヒーバッグと同様に大手メーカーのみならず高品質なコーヒーを扱う専門店から続々と商品が出てきています。

 

レギュラーコーヒー

★★★★★ 価格帯:高め

★★★★★ 手間:かかる(豆か粉かでも変わるが手間をかけた分おいしい!)

★★☆☆☆ 保存期間:鮮度管理は大切

★★★★★ 種類:多種多様

★★★★★ 味わい:幅広く

 

喜ばれるお相手の特徴:

・淹れるところから味わいまでこだわりたい方

 

商品の説明:

生豆を焙煎したコーヒー豆、もしくはそれを挽いて(砕いて)粉にしたものです。器具を使用してお湯を注いだり、お湯に浸したりすることでコーヒーを抽出します。インスタントやリキッドなどと異なり、いれるために器具が必要だったり、いれた後に抽出かすが残ったりするので、手間はかかりますが、その分、豊かな風味が楽しめます。スーパーや量販店に並ぶ比較的安価なものから、専門店が扱う農園指定品や品評会入選品などの高価なものまで、豊富なラインナップです。

 

堀口珈琲では贈り物にぴったりなギフトを各種取り揃えております。
興味のある方はぜひオンラインショップで商品を探してみてください。

堀口珈琲オンラインストアは【こちら】

 

コーヒーギフトのお悩み解決 Q&A

 

Q.1 コーヒーにこだわりがある人へレギュラーコーヒーを贈りたい。どのような味わいのコーヒーを選べば喜んでもらえますか?

A.コーヒーの味わいを決める要素は沢山ありますが、抑えておきたいのは焙煎度 (加熱量)。

一般的には焙煎が浅い(豆への加熱が少ない) と苦味がおだやかで酸味は豊か、焙煎が深い(豆への加熱が多い)と酸味はおだやかになり苦味がしっかりと感じられる傾向があります。お相手の好みの味わいが分かっていればよいのですが、中々そうはいかないもの。極端に酸味や苦味が強いコーヒーは好みが分かれることも多いので、お相手の好みが分からない場合は苦味と酸味がほどよく感じられる中深煎り(シティロースト)~ほろ苦くコクも豊かな深煎り(フレンチロースト)のコーヒーを選ぶのがおススメです。また、異なる味わいのコーヒーがバランスよく組み合わされたセットがあれば、お相手の方にも楽しんで飲み比べていただけると思います。

 

Q.2 レギュラーコーヒーを贈る際、豆のまま贈るか、粉に挽いた状態で贈るか、どう判断すればよいのですか?

A.お相手の方がコーヒー豆を粉に挽くミルと呼ばれる専用の器具をお持ちの場合は「豆のまま」をおススメします。

なぜなら、豆のままの方が鮮度の劣化を抑えられ、より風味の良い状態で贈ることができるからです。ミルは、コーヒーを毎日飲むような方でもお持ちでない場合がありますので、確信がない場合は「粉に挽いた状態」で贈る方がベターです。もしくは、予めミルの有無を確認しておくのもよいでしょう。

 

Q.3 コーヒーメーカーで淹れている方にレギュラーコーヒーを贈る際、気を付けるポイントはありますか?

A.お相手が使っているコーヒーメーカーがどのタイプかをまず把握しましょう。

コーヒーメーカーには大きく分けて①ドリップ式、②エスプレッソ式、③カプセル式の3つがあります。①ドリップ式、②エスプレッソ式に関しては「ミルの有無」がポイントです。ミル付きのコーヒーメーカーや、コーヒーミルをお持ちの場合は「豆のまま」が喜ばれます。不明な場合は、粉に挽いた状態で贈るのがベターでしょう。専用カプセルを使用して抽出する③カプセル式(ネスレの「ネスプレッソ」等)の場合は通常のコーヒー豆では抽出できないため、贈る際には注意が必要です。

 

Q.4 レギュラーコーヒーを贈る際、鮮度を意識する必要はありますか?賞味期限の目安はありますか?

A.なるべく渡す直前に購入することをおススメします。

コーヒーは焙煎からの日数経過とともに香り豊かな風味が落ち着いていくため、なるべく渡す直前に購入すると、風味の良い状態で贈ることができます。レギュラーコーヒーの賞味期限について、全日本コーヒー協会の見解では1~2年とされており、安全性という観点では長期的に品質を保持できます。一方、風味の良い状態で召し上がっていただくという観点ではコーヒー店ごと最適な期限が設けられています。参考までに、堀口珈琲では粉に挽いた状態で製造日から30日後、豆の状態では60日後を賞味期限としています。ちなみに粉に挽いた状態の場合、冷凍庫での保存がおススメです。お相手の方に保存方法をお伝えするチャンスがあれば是非そのように伝えてみてください。

コーヒーの保存方法については、【こちら】で詳しく紹介しております。

 

Q.5 贈る相手によって、気を付けるべきことはありますか?

A.あります。

妊婦さんや授乳中の小さなお子様がいらっしゃる女性は、カフェインの摂取を控えられていることが多いので、コーヒーを贈る際にはカフェインレスコーヒーを選ぶとよいでしょう。

 

 

贈る時期で異なる「お歳暮」「お年賀」「寒中御伺」

 

お歳暮

お歳暮とは「歳暮」すなわち「年(歳)の暮」を意味します。年末に一年間お世話になった方に感謝の気持ちを込めて「これからもよろしくお願いします」と贈り物をする習わしです。

時期:12月初旬から12月25日頃までに贈るのが一般的。昨今は11月下旬に贈る方も増えてきましたが本来の意味を考えると12月に入ってから届くようにするのがよいでしょう。
表書き:「御歳暮」「お歳暮」

 

お年賀

お年賀とは旧年中にお世話になった方への感謝と「今年もよろしくお願いします」という気持ちを込めた、年始挨拶の贈り物です。

時期:元日から1月7日まで(関西は15日まで)
表書き:「御年賀」「お年賀」

 

寒中御伺

寒中御伺とは寒の間の時期に贈る「寒い時期ですが、いかがお過ごしでしょうか」というお伺いの贈り物です。

時期:松の内が過ぎた1月8日(関西は16日)〜立春前日(2月3日頃)
表書き:「寒中御伺」

 

まとめ

今回は冬の贈り物におすすめの“コーヒーギフト”をご紹介しました。

なかなか会うことができない今だからこそ「ありがとう」や「元気に過ごしていますか」の気持ちを添えてコーヒーを贈ってみてはいかがでしょうか。

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