パパ日記

Brazil2 ブラジルの生産量と風味 yellow bourbon

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8月のセミナーは満席となりました。

 

牛すじのリゾット

 

かなりアルデンテ。コーヒーは悲惨な味で、コーヒー嫌いを助長しそうでした。

ブラジル産には、カトゥアイ種(Catuai)、ムンドノーボ種(Mundo Novo) 、アカイア種( Acaiá)、ブルボン種(Bourbon)その他様々な品種があります。
しかし、品種別の風味差はわかりにくく、ブルボン種の中に風味のよいものが見られる場合もあれば、カトゥアイ種によい風味のものが見られたりします。

ブルボン種などは、ブラジル産、グァテマラ産、エルサルバドル産、ルワンダ産で環境による影響で風味が異なることはテースティングで理解できます。

しかし、 ブルボン種、カトゥアイ種、ムンドノーボ種にはレッドとイエローに完熟する豆があり、特にイエローブルボン種については、レッドより良いとの認識が広まり、ブラジルで植えられる傾向が見られます。

しかしながら、私には、red とYellowの風味差は私にはわかりません。

ブラジルのイエローブルボンについては、1945年以降30種のクローンの中で7種が商業的に植えられていること、標高1.000以地区で栽培管理されればよい風味になる可能性があること、甘味とクエン酸風味があるといわれます。
しかし、 ルテオリン(Luteolin:黄色の結晶) と、有機酸や脂肪酸その他の成分とのつながりはわかっていません。

しかし、このイエローとパルプドナチュラル(ミューシレージの付着率については曖昧)の豆がコンテストで入賞する事例がみられ、2010年以前から?イタリアのイリカフェは、このイエローを購入していますし、2017年のカップ・オブ・エクセレンスのパルプドナチュラル部門で92点というハイスコアを記録し高値で取引されていますので、イエロー神話は意外に根強い印象です。

そのため、現在もカンピナスの鵜農業研究所(Agronomic Institute of Campinas :IAC)で研究対象になっています。

ブラジルの生産量は以下の通りです。
Brazilian Coffee Production (Million 60-kg bags) USDA

生産地 2015/16 2019/20
Minas Gerais
Espirito Santo
Sao Paulo
Parana
Other
25.30
13.00
4.30
1.20
5.60
28.50
16.70
5.30
5.30
7.70
total
Arabica/Robusta
49.40
36.10 /13.30
59.30
41.00(69%)/18.30(31%)