パパ日記

ぶどう-4

ブドウとともに生きています。

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左スイホウ 右ロザリオビアンコ
何で日本人はこんなに品種改良が好きなんでしょう?
イネなどはゲノム解読されていますし、果実もあらゆる種類で品種が多すぎて訳がわからなくなっています。コーヒーは栽培品種となると簡単ではないので…。

 

 

スイホウは、ピオーネと何かの交配。ピオーネは巨峰とマスカットの交配。
大粒で酸は控えめで甘みはあるが、皮を食べにくく食感バランスは微妙。
ロザリオビアンコは、マスカットと何かの交雑種。酸と甘みのバランスがよい。
種があるので半分かじり、種を出し残りを皮ごと食べるのがいいでしょう。
最近シャインマスカットが多く流通し始めているのは皮ごと食べておいしいからでしょう。

 

 

例えばコーヒーで最近人気の出てきた品種のパカマラは
パカスとマラゴジペの交配種です。
パカスは、エルサルバドルのパカス氏の農園で見つかったブルボンの突然変異種です。
マラゴジペは、ブラジルのバイーア州で見つかったティピカの突然変異種です。
本来はエルサルバドルで多く栽培されている品種で、ブルボンよりは価格も高いのが一般的です。
グァテマラのエルインヘルト農園のパカマラがコンテストで1位になって世界中の脚光を浴びました。

 

 

しかし、コーヒーについて私は、世界中のコーヒー関係者が関心を示さない頃から追いかけ、もう10年以上前から香味の変遷を見てきています。堀口珈琲では、今後この品種を販売しつつ、香味の全体像を皆様にご案内示したいと考えています。
もちろんテースティング会でもパカマラ特集は考えます。