パパ日記

Papaブレンド2 コーヒー液の濃度

昨日抽出したブレンドの残りをビンに入れ保存。
24時間後は全く風味に影響はなく、素晴らしくおいしく感じました。

 

 25gで150mlを
 はじめに20秒か30秒で1滴目が落ちる熱水量を注ぎます。
 50mlの抽出に1分30秒、100ml抽出時で2分、最終150mlが2分30秒程度になります。
 Brixが2.0程度の濃度のあるコーヒーができます。

 20gで抽出すればBrixは1.6前後と薄くなり、30gで抽出すればBrixは2.8程度と濃度は高くなります。
 どの濃度がよいかは、ご自身でお決めください。

 

 フレンチローストのコーヒーの風味を堪能するには、ある程度濃度のあるコーヒーが必要になります。
 ここに深い焙煎珈琲の醍醐味があります。
 苦いのではありませんので誤解なさらぬよう。

 ちなみに、蒸気圧で抽出するエスプレッソはBrix 10前後の濃厚なコーヒーです。
     ボイラー内の蒸気が100℃以上になりますので、コーヒーに含まれる脂質分が一部溶解されます。
 一般のドリップやフレンチプレスでは脂質は溶解しません(クロロホルムなど有機溶媒に溶ける)ので、
 エスプレッソ のような粘性は出にくいといえます。
 かすかにオイル分が液体に移りますがあまりに微々たる量で、ボディ感への影響はほぼありません。

 
 そこで、ドリップでは、抽出液体の濃度で、この風味のコク、複雑さ、奥行、やわらかな苦味、甘味などを味わうこと  になります。

 

 したがって、抽出のテクニックも必要になります。
 今回のPapaブレンドでは、抽出にも配慮していただければ幸いです。

   
 *主にBrix 計は、光の屈折で糖度を測るために使用されていますが、濃度を知ることもできます。