パパ日記

ドミニカ

数年前からカリブ海のジャマイカ「ブルーマウンテン」の代わりを務められる豆を探してきましたが、やっと見つかりました。

昔は生産エリアとしてのカリブ海は優れたコーヒーの産地でした。60歳以上のコーヒーファンはキューバ、ドミニカ、ハイチなどのコーヒーに思い出があるかもしれません。

昨年初めて輸入したドミニカの「ぺぺ農園」は予想を超えたすばらしい香味で、「大穴」と評価しました。今年はどうかいまひとつ不安でしたが、倍量を購入しました。

今後パートナーとしての信頼関係を構築するには3年くらい香味の経過を見ますので、生豆を倍量買うのは とてもリスキーなことです。
しかし、今年の香味も昨年同様すばらしく、優れたコーヒーとなっていました。
来年はもっと買い付けを増やしたいところです。

ブルマンは、豆質が柔らかかく、酸も少なめですのでミディアムローストが主流となりますが、ぺぺは華やかな酸が豊かで、シティローストに十分耐えられます。
ハイロースト、シティローストともに柑橘系のオレンジやみかん、いま少し熟した果実の風味もあり、コクも十分です。

カリブ海の島々のコーヒーは、ティピカ種が多く植えられていました。
今でもジャマイカはティピカですが、ハリケーンなどで木がなぎ倒され矮小種のカツーラに植え替える産地も増えています。

ぺぺは、ドミニカの中央高原の標高の高い場所に植えられたカツーラですが、何ゆえこのようなすばらしい香味になるのかはまだわかりません。他のドミニカとは根本的に異なるすばらしい香味です。

近々に販売しますので今しばらくお待ちください。