パパ日記

ナチュラル-1(エチオピア)

今朝のコーヒー
エチオピア サワナ ナチュラル
一般的に日本でモカといわれるものの多くはエチオピアG-4.G-5のグレードで欠点豆が多く混入していますので、本来の香味とは言い難い面があります。
本来は、チェリーの段階から完熟した豆のみを使用し、乾燥の工程に注意を払うことにより果実の風味豊かな素晴らしいナチュラルコーヒーができます。

 
しかし、このようなニーズはスペシャルティコーヒーの成熟した最近になってやっと少しずつ生まれてきたと感じています。生産サイド、消費国サイドのコンセンサスがやっと合致し始めたといえるでしょう。
これまでは、世界中のコーヒー関係者は優れたエチオピアのナチュラルコーヒーを理解できない状態だったと思います。

 

 

堀口珈琲では、過去のミスティバレーの経験から本来のエチオピアのナチュラルの香味を求め続けて来ました。何年もの間、エチオピアサイドと交渉し続けてきましたが、オークションシシステムの変更などによりしばらく断念していました。
しかし、生産現場にも新しい価値観をもつ人材が育ち、堀口珈琲との理念を共有できる輸出会社も生まれてきました。素晴らしいコーヒーを理解でき実際に生産する輸出会社とそれを購入する堀口珈琲のようなバイヤーの存在が、エチオピアの優れたナチュラルコーヒーを生み出していると思います。

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古いノリタケでヤジロベー印。1910年代から作られているものですが、このカップの年代は不明です。
きれいなブルーで、古典的なブドウ柄。上品仕上がりです。
この時期日本の家庭でコーヒーを飲む人は極めて少なかったと思いますので輸出用だったのでしょう。