パパ日記

ブラジル・パラナ

古い生産地であるパラナのコーヒーは、最近は日本には入ってきていません。

その昔霜の被害で生産地が北のセラードに移行した為です。
しかし、いい農園が生き残っていました。
それがカルフォルニア農園で10-11をはじめて購入しました。

今回11-12のサンプルをカッピングしました。
品種はカツアイ、ムンドノーボ、オバタンで、精製はパルプドナチュラル、ナチュラル、ウオッシュトなど。ロット管理されているため10数ロット。

ブラジルには珍しく、柔らかで微細な柑橘の果実の酸があり、甘い余韻を感じます。
ブラジルらしいにごりも少なく、ソフトな舌触りの特徴的なコーヒーといえます。
来年には入港しますので少しお待ちください。

今年販売したこの農園のオバタンのパルプドナチュラルはブラジルとは思えないコーヒーでした。
酸とコクのバランスがよく中米のコーヒーを思わせ、ブラインドだとブラジルと判別できないかも知れません。独特の風味でよかったですね。
飲んでいなかった方残念でした。ブラジルの香味の多様性を実感できたはずです。