パパ日記

生豆の世界

私の仕事のひとつに、生豆の購入があります。
世界中の生産地からコンテナで輸入します。
多くのコーヒー関係者にお手伝いいただきながら、世界最高峰レベルの豆を購入しています。

 

10-11の生豆の購入はほぼ終了しています。
青田買いのようなものです。
中米であれば実際に実のなる前の昨年の秋には数量をおさえます。
価格の交渉はその後になり、一部価格の出ていない農園の豆もあります。

昨年からの生豆の高騰で、価格交渉は難航しこれまでの価値観では考えられない価格のものもでて、「迷い、悩み」の繰り返しの中で、「最終判断」を迫られる日々です。

 

コーヒーはたった1年で、売り手市場に変貌してしまいました。
伏線はいくつかありましたが、予想を超ええたものでした。

それでも数量を抑えられたことを「よし」とすべきなのかもしれません。
パートナーシップという考え方を10年前から推進してきたことが、今大きな力になっています。

ケニアは最も高騰の激しい生産地でした。
それだけ優れた豆が多いといえます。
ここでの争奪は当社にとっての生命線でもあり、しっかり落札しましたが
価格は過去例にない高いものです。
今日現在280袋おさええましたが、販売価格は値上げを検討しなければならない状態です。