パパ日記

パブと喫茶

伊勢丹のイベントでは、ドリッパーセットに人気がありました。
抽出ポット、クリップもよく売れました。
コーヒーを自宅でより楽しもうとする方が増えているのを感じます。
その昔、40年前のコーヒーの普及時期はコーヒーは喫茶店で飲むものでしたが今では多くの家庭に何らかの抽出器具が普及しています。

 

 

 

米国家庭では、エスプレッソのネスプレッソ以上にK-cupというカプセルタイプが普及しています。機械は購入しなければなりませんがカプセルですので利便性があります。グリーンマウンテンという会社がさまざまなロースターや外食産業のカプセルを製造していますので、顧客は自分の好きなコーヒーを選ぶことができます。

 

 

 

コーヒーメーカーでいれるよりはるかに簡単ですのでレギュラーコーヒーの袋入(半ポンドもしくは1ポンド)のマーケットは頭打ちになっています。
日本は、おそらくアメリカ人よりはコーヒーの香味にうるさいと想像しますので
、又手先が器用ですのでペーパードリップが普及しています。
堀口珈琲も、自在に香味を表現できるペーパードリップを推奨しています。

 

 

 

家庭でのコーヒー飲用の普及は日本の喫茶店の衰退にも多少は影響したとは思います。しかし、衰退の本質は他のところにありますが….ここでは省略します。
1981年前後のピークの150.000店程度から現在は70.000店程度に減少しています。
同じように英国のパブの減少も著しく、2002年に60.000店あったパブは2013年には48.000店に減少しているというのですから驚きです。
英国におけるアルコール離れは、マッサンも驚くでしょう。
ロンドンでは若者の3人に一人は酒を全く飲まないという調査もあるようで酒類業界は深刻でしょう。

 

 

 

今朝のコーヒー
エチオピア イルガチェフェ ウォテ シティ
イルガチェフェは世界的に大人気の豆です。
堀口珈琲はこの豆にも異常に思い入れが強く、農薬問題の時代も現地、通関前自主検査、通関次検査をして購入した日本では稀有な会社です。
すでに17~8年程度の購入歴史があり、現在では多くのステーションの豆を買う世界でも有数のバイヤーともいえるでしょう。

 

 

 

イルガチェフェの香味にも多様性があることが、多くのステーションの豆を使用することでわかってきました。
焙煎の違いによっても様々な香味の表情をみせますし、この豆のようにシティローストでも明確な個性を放ちます。

 

 

優れたイルガチェフェは、レモン、メロン、ピーチ、ブルーベリー等さまざまな果実の風味を持ちますが、この豆の特徴は典型的なブルーベリー系列の香味ですね。お試しあれ。

 

 

 

しかしこの豆は、生豆の判断にキャリアが必要となり、バイヤーにとってはとても難しい豆です。
この難しいということが理解できるようになるのに10年近くかかりました。

続く