パパ日記

コスタリカの変貌

3日の減食が終了し今朝から元の食事に戻りました。
LG21、食パン、バター、自家製プラムのジャムとアップルパイ、コスタリカのコーヒー。
 

コーヒーの品質や香味に対する生産者の意識の向上、それらを求める世界的なスペシャルティコーヒーマーケットの拡大は、コスタリカの多くのマイクロミルを誕生させています。
私がコスタリカを開発した2000年代とは大きく異なり、2010年以前から大きく変貌しました。
今は、若林が産地に入り、様々な生産者と会いさまざまなマイクロロットを購入しています。
細かすぎてわからないくらいあります。

 

 

コロンビアのウイラやナリーニョも2010年以降はこのような傾向が顕著になっています

 

 

価格は高くなりますが、少量ですので世界のマイクロロースター(米国の御三家を除くサードウエーブ系や新興勢力)にと言っては使い勝手が良いコーヒーともいえます。
このような時代状況で、堀口珈琲が米国の勢力などに負けない為には、産地に入り込む必要性が増すことになります。
同時にそれらを購入する体力が問われるといえるでしょう。

 

 

 

今朝のコーヒー
コスタリカ マイクロミル シティ
コスタリカのマイクロミルのコーヒーはなかなか良いですね。
昨日はボディが明確でしたが、今日のコスタリカは見事なまでにクリーンで、突き抜けるような明るくさわやかでかつ華やかな酸を感じました。

 

 

品種がカツーラだとするとテロワールと精製がかみ合ったよい事例と想像します。
適切な栽培、精製工程をすれば優れたコーヒーは生まれますが、品種特性と栽培環境はコーヒーの香味にとってさらに大きな影響があると推測しています。

 

 

個人的にはテロワール及び品種主義者です。
ここをないがしろにしてしまうとコーヒーの香味の体系図というかマップが描くなくなります。

 

単純なことですが「優れた強い酸という表現をしたとき」の「強さの程度」についての官能判断基準がどこにあるかは、自分のテースティングマップの中に落とし込んでいなければなりません。

 
例えば「今朝のコーヒーの酸」の強弱を4/5と、質を5/5と仮定した場合、5/5という評価基準がどの産地のどのようなコーヒーで、それをいつ体験したかというデータが必要となります。

 
それはよいコーヒーを飲んでいく経験の中でつかむことができます。
したがって、テースティング会では、よいコーヒーをできるだけそのような観点を踏まえ、解説していきます。
9月のテースティング会は、ケニアとイエメンです。
共に堀口珈琲のこだわりのコーヒーです。
二つのよいコーヒーの購入実績は高く、それにに伴う品質や香味の経験値は世界的に見ても高いと思います。

続く