ブレンドとの出会いや思い出、わたしだけの楽しみ方、好きなブレンドのことなど、ここでしか読めない内容となっています。
この連載をきっかけに、堀口珈琲のブレンドの魅力がより多くの人に伝わり、暮らしや人生が豊かになりますように。
何気ない一日に、コーヒーでアクセントを。 / 製造部 櫻井 万実子
コーヒーは大人の飲み物…そう育ってきて早二十ウン年。
学校給食でたまに出るコーヒー牛乳はいつも教室をざわつかせた。
高校時代に飲んでいたキャラメルシロップがたっぷり入った甘いコーヒーはおいしい贅沢だった。
学生街にある純喫茶で一杯のコーヒーと見たことのない調度品に囲まれて、物思いにふける時間が大切になった。
浅煎りシングルオリジンコーヒーの波にはもれなく乗り遅れず、そのフルーティさに驚いた。
こうして一人のアラサーコーヒーカルチャー史を遡れば、常に新たな刺激とおいしさを求め続けていた……。
そんな私が今、行きついた先が#2「FRUITY & LUSCIOUS」でした。
一杯で日常に刺激とおいしさを与えてくれる存在。
#2は大人になりすぎた私たちに、あの頃のときめきを与えてくれます。
FRUITY & LUSCIOUSな一日
どこかにお出かけして誰かとカフェ巡りすることが少なくなってしまったなあ。
そんな時でも#2が一緒なら一気に贅沢な日に。
いれ方をちょっと変えるだけで、ホットやアイスで、カップやBGMで、いろんな表情を魅せてくれる#2。普段は急ぎ足でも、いろんな情報に揉まれても、#2の袋を開けた瞬間、ふわっと香りに包まれ、時間はゆっくり穏やかに流れ出します。
#2×音楽
朝からゆっくりとレコードを。自動再生に頼らず、自力で#2のイメージに合わせて選曲するのがとっても楽しい。
くるくると回る円盤を眺めながら、ふーふーしながらあたたかい#2で今日の体温をつくっていきます。
フルーティなコーヒーにはフルーティなサウンドを。たくさんの音が重なるシティポップや、キラキラした時代の楽しく明るい音楽がオススメ。
#2×炭酸
一杯昼からやっちゃいますか〜!飲んで気分爽快!ノンアルコールなのにテンションが勝手に上がります。
濃いめにいれ、急冷した#2をトニックウォーターにゆっくり注ぎ入れます。
グラスは最近購入したお気に入り。シュワッとはじける笑い、ヒヤッと冷たくベストマッチな組み合わせに驚かされる味わいはある意味ホラー。このグラスにもぴったりです。
まだまだ一日は始まったばかり。久しぶりに長編の漫画も読んじゃおうかな。
#2×お菓子
甘いだけでは物足りない、しょっぱいものが欲しい。
実は少し塩味のあるお菓子とも#2の相性は良いんです。サラダ、うすしお、チーズ、はたまたソース味……難しいことは考えずに、小さなお財布ひとつ持って遠足気分で、好きなものを好きなだけ。
人生もおつまみも、少しばかりしょっぱさが必要。
痛快な回答がおもしろいお悩み相談や、著者の人生観が垣間見えるエッセイや自叙伝との相性も抜群です。
誰かの人生を覗き見るといつも新しい視点や思考を与えてくれ、何度読んでもおもしろさが色あせません。
いろいろな味わいが見え隠れしている#2も同様に、最後の最後まで展開が見逃せません。
夢中になりすぎて塩がついた指で本には触らないようにお気を付けください。
#2×万年筆
もうすっかり夜。
コーヒーを片手に、一日の出来事を振り返ったり、次のスケジュールを立てたり、なかなか会えない友人のことを思い出したり。
万年筆を取り、今日思いついたとっておきのことは忘れる前に書き留めておきます。
マグカップでたっぷりと、時間をかけてゆっくり過ごす夜。
手で一文字一文字書いていくリズムは、パソコンやスマートフォンでは得られない心地良さがあります。
充実した一日を過ごし、ぐっすり眠りにつけそうです。
コーヒー好きの友人に#2をおすすめしたくなってきたなあ。久しぶりにお手紙を書いてびっくりさせちゃおう。
映画館で誰かの解説を聞く前に直感で選んだ作品を観てみる。
お気に入りのネクタイにちょっと変わったタイピンをつけてみる。
まっすぐ帰らず知らない場所へ寄り道しながら帰ってみる……#2を例えるならそんな感じでしょうか。
好きなコーヒーを、好きな温度で、好きなカップやグラスで、好きな音楽で、好きな人やものに囲まれて。
難しいカタカナの言葉を聞きたくない、苦みも酸味も苦手だな、最近コーヒーでわくわくを感じることが少ないな……。
そんな一人ひとりのコーヒー好きな「私」たちを、もう一度元気にさせるブレンド。
今だからこそ、私たちには心弾むブレンドコーヒー#2が必要なのです。
FRUITY & LUSCIOUS
柑橘からトロピカルまで、
果実のニュアンスたっぷりコーヒー
櫻井 万実子
製造部 流通チーム
2021年入社
コーヒーを片手に、インドアな趣味全開の日々を送る。
普段着はライブTシャツ。
喫茶店、本屋、レコード店、雑貨屋、お笑いの劇場…時間を見つけてはついつい立ち寄ってしまう。