パパ日記

2024年3月テイスティング中級結果 アジア圏のコーヒー

https://reserva.be/coffeeseminar  

昨日、一昨日のテイスティング結果です
3月30日はまた異なるコーヒーをテイスティングします。

サンプル

水分

点数3/23

点数

3/24

コメント 上段は3/23,下段は3/24

PNG

 

9.4

35.4

35.2

クリーン、雑味、さわやか、バランス、柑橘の酸、ハーブ明るい酸、草、なめらか、香りよい、濁り

タイ

10.1

33.6

32.6

平凡、にごり、ほのかな酸、麦、枯れ、枯草

コクよわい、枯れ、劣化臭

ラオス

10.7

32.1

30.7

濁り 、枯草、ナッツ、渋味、藁、雑味

枯れ臭、土っぽい、酸よわい、

中国

10.0

32.7

32.8

きなこ、穀物、渋味、きつい酸、藁

平凡、コクよわい、穀物、雑味、渋味

フィリピン

 

9.3

33.2

33.6

ハーブ、カカオ、雑味、ほのかな酸、濁り、穀物、渋味

コク、ハニー、枯れ、甘味、バランス、ざらつき

台湾

 

9.0

36.1

35.2

パイン、ヨーグルト、華やか、渋味、濁り、果肉臭

オレンジ、きれいな酸、果実感、香り弱め、黒系果実

台湾の3/23はゲイシャ種、3/24はSL種

 

官能評価と味覚センサー値の相関はとれません。r=0.3211
コマーシャルコーヒーは評価点数がばらつき、かつ乾燥状態がよいとはいえずセンサー値が乱れる傾向があります。

アジア圏産のコーヒーは、ロブスタ以外はカティモール品種が多く、カティモール品種以外の場合も品種の混在が
多くみられます。カティモールはやや重い風味で濁りを感じる事例が多くみられます。酸味の強いものもi一部ありますが、クエン酸系の酸味ではなく酢酸系の酸味の事例が多くみられ、酸味の質の点で評価がやや下がる可能性が在ります。
また、アジア圏では産地での生豆保管、輸送など様々な問題も考えられ、SCA方式で80点を超えるものは少ないといえます。
但し、品質管理をきちんとすればよいコーヒーが生まれる可能性は高いと考えます。

表では35点がSCA方式の80点に相関します。

 

各属性の強度比較はできますが、異なる属性(酸味と旨味)の強度の比較はできません。
酸味、旨味で個々に比較してください。

このサンプルの中では、カティモール種100%であるラオス、中国、タイ、ベトナムの酸味が低い結果となっています。