パパ日記

アラビア

イエメンはアラブ人の心のふるさとともいわれ、風光明媚なところのようです。
今は、この地のコーヒーに関心のある消費国のコーヒー関係者は世界中に少なくなりましたが、エチオピアと同じように極めて重要な産地の一つです。

 

今朝のコーヒー
イエメン イスマイリ
イエメンはモカマタリやモカなどの名称で親しまれてきた豆です。
しかし、イエメン人の多くはコーヒーを飲用せず、乾燥した果肉を煮出すギシルを飲用します。
空気は乾燥しているためカビなどが生えにくいため乾燥したチェリーは長期間保存されることが多く、大部分のコーヒーは収穫地域や収穫時期などの特定が困難です。
またモカといわれる豆の大部分は、日本ではエチオピアの安いナチュラルを意味するようになりました。

 

 

したがって、このイエメンの産地開拓にこだわってきた堀口珈琲でも、ニュークロップを体験できるようになったのはここ数年のことです。また、バニマタリ、イスマイリ、ハラズなど産地が特定できる豆を確保することのできる状況も最近のことです。世界中の多くのコーヒー関係者もイエメンのニュークロップの香味は未体験であると思います。
イエメンのイスマイリのニュークロップが飲めるのは、新しい価値観をもつ輸出会社と購買力のある堀口珈琲のようなバイヤーとの強固な関係から生み出されるもので、世界ひろしといえども簡単には体験できないでしょう。

yemen_Map
今世界中で行きたいところは、アデン、イスタンブール、エルサレムあたりでしょうか?
このイスマイリは、南仏の赤ワイン、スパイス、チョコレートなどの多様な風味に彩られています。
独特な香味は世界中のどの産地にもないもので、個人的にはコーヒーの原点の香味の一つと考えます。

 

20140328_081202 20140328_081223

ittala製で、テキスタイル会社のマリメッコのデザイン。
マリメッコは日本でも人気がありますね。
この柄は布地や食器など様々に使用されています。
カップ&ソーサーは3色あったように記憶しています。
2011年に復刻されていますが、このデザインとは違いますので貴重なカップです。