パパ日記

おもてなしと観光

2017年の観光客が昨年より19.3%増の2.860万人で、中国、韓国からが多いようです。
観光立国をめざし、2013年の1.000万人程度から4年で3倍弱なので、様々な問題点も指摘されつつあります。
ワイファイが未整備、現金しか使えないなどは、日本人からしても遅れていると感じてしまいます。
しかし、それを逆手にとって、それでも日本に来たい人を対象とし、多少セーブをかけるのもよいかもと考えたりします。

 

 
日本の観光地の分散化は少なく、集中する傾向は高く、鎌倉、京都などは混雑が著しく、住人が迷惑する事態が発生し、我々も行くには覚悟が必要です。鎌倉駅で降りる人は多く、江ノ電も混雑しています。
これらの現象は、世界的な傾向です。

 

 

 
ベネチア、フィレンチェなども大量の観光客でごった返し、観光客規制の方向に向かいつつあります。
世界的に著名な美術館などは、予約なしでは数時間並ぶことも、当たり前になりました。
数年前、ローマのコロッセオで並びましたが、「まさか」「まさか」です。
こんなことは過去30年で初めての体験でした。
したがって、食堂も同じように混雑し、世界的に観光地の食事はまずくなる傾向が顕著になっていると感じます。
 

 

 

 

さて、日本の高級旅館のおもてなしは、ある一定のルールの暗黙の了解があり、慣れないと心地よさは半減し、海外観光客の好みは分かれるでしょう。
どちらかといえば日本人向きと見た方がよいでしょう。
日本の旅館やホテルなどは夕食時間まで聞かれることが多く、「その時になってみないとわからない」と何度か答えたことがありますが、オペレーションが難しいのでしょうね。
客が旅館に配慮して時間を合わせてしまうのですから、おもてなしとはいいがたい面もあります。
最近は、高級旅館でない場合は、部屋食は少なくなり食事処での食事が増加しています。

 

 

 

 
人によっては面倒に感じてしまう旅館の対極にラグジュアリーなホテルがありますが、そもそも日本には部屋数が足りないようです。
それが欧米の富豪の長期滞在者の少ない理由になっているとも聞きます。
現在は、数で観光収入を補っているということになるのでしょうか?

 

 

 

観光客の増加は、国内消費寄与しているとは思いますが、一般的には多くの商売にはあまり関係がないともいえます。2000年に4.000万人の観光客が来たらどうなってしまうのでしょうか?
オリンピックの時に、混乱は起きないのでしょうか?

 

 

 

そもそも、東京都の算出した経済効果が、2020年までに本当にあるのか?その後の遺産による効果が本当にあるのか?は疑問です。
オリンピックの負の部分、犠牲になる部分などが相殺されていませんし、報道されませんので、だれも判断できないのではないかと思えます。
少なくとも、オリンピックに経済効果があるなどと本気で考えているアナリストはいるのでしょうか?
日銀が金融引締めに入ったら、土地バブルや建築バブルが減少し、一気に資産価値が減少するかもしれません?その損失はオリンピック効果どころではないでしょう。

 

 

 

全く関係ないのですが、カードなどのポイントは、有効期限を付けないでほしいものです。
先日、ビックカメラのポイントが20.000円分切れていましたし、JALのマイルも切れるので対応が必要ですし、
せめて10年の期間とか、永久ポイントにしてほしいものです。