Released:2022.12.14 – 2023.1.25
Categoly:SEASONALS “ NEW YEAR ”
Concept:RWANDAful BLEND
Artists:Haruka Shin
堀口珈琲が一年を通して発信してきた
ルワンダへの想いを込めたブレンド
ブレンドコンセプト
どうしたらコーヒーをもっと楽しんでいただけるか、日々の生活の中で私たちのコーヒーはどういった彩を添えられるのか、2022年も気づけばそんなことばかり考え、たくさんの企画や飲み比べのご提案をしてきました。
今回のブレンドコンセプトは【 RWANDAful BLEND 】。
2022年の締めくくりに、また、2023年の幕開けに相応しいブレンドです。堀口珈琲が一年を通して発信してきたルワンダとの繋がりを、少し思い出しながらお飲みいただければと思います。
柑橘果実の風味の中に溶け込んだ、白い花を思わせる華やかさ。その風味を包み込んでいるかのような柔らかな質感。優しく、マイルドな味わいながらも、ほんのりと甘い余韻が長く続きます。
冬の空にも似た、突き抜けるような透明感。朝・昼・晩、どんなシーンにもしっくりくる、馴染みのよい味わいです。
2022年はどんなコーヒーを召し上がりましたか。
心を震わす、また心穏やかになる一杯はありましたでしょうか。
2023年はどんなコーヒーが待っているのでしょう。
私たちも今からとても楽しみです。
おいしさは儚いものだと常々感じます。その儚く満ち足りたひとときを皆さまにいつも楽しんでいただけるよう、2023年もあたりまえのことを地道に続けていきたいと思います。
ブレンドができるまで
2022年、堀口珈琲はルワンダ出張に行ったり、現地の方が横浜ロースタリーを訪れてくれたり、企画「Muraho Rwanda!」を立ち上げ、ルワンダ大使館の協力を得て売上全額寄付プロジェクトを行うなど、一年を通してルワンダとの繋がりを発信してきました。
十数年前からルワンダに魅力を見いだし、地道に関係を築き上げた結果が「コーヒーの品質の維持と向上」として、ようやく花を咲かせたかのような年で私たちも本当に楽しんでお届けすることができました。
南部から北部まで販売してきたルワンダは、どれも素晴らしい品質でしたが、2022年のしめくくり、2023年の幕開けとしてニューイヤーブレンドに使いたいと思ったのは北部「ジャンジャヒル」です。
「ジャンジャヒル」はクリーンで華やかな口当たりに濃縮感を感じられる甘み。柑橘果実とほのかに黒い果実を感じさせる複雑な風味。マイルドながらも密度がある味わいです。そんなコーヒーをベースに、華やかさや果実感を増幅させるかのように、「サンタカタリーナ農園グランレゼルバ」。それらの風味を包みこむようにと、質感に特徴をもつ「エル・インヘルト農園パカマラ品種」を少量配合してブレンドを創りました。
ルワンダのコーヒーはポテト臭(※)が発生する豆が混入していることがあり、堀口珈琲では風味へ影響するリスクを避け、ブレンドでの使用を控えてきました。
今でもポテト臭の発生を完全に回避できているわけではありませんが、現在堀口珈琲で扱っているルワンダのコーヒーは産地のさまざまな取り組みにより、ポテト臭の発生を継続的に抑えられるようになっています。
ルワンダのコーヒーに関わる人たちの真っすぐな品質への取り組み、ルワンダの魅力を伝えたい!という強い想い、そしてなによりもそのおいしさに強く突き動かされ、ブレンド“SEASONALS”での使用を後押ししました。
いつかいろいろなブレンドでルワンダのコーヒーを使用できることを夢見ながら創った、初めての【RWANDAful BLEND】です。
素材のご紹介
1、ルワンダ「ジャンジャヒル」 シティロースト
軽やかで柔らかな口当たりに、柑橘果実を思わせる明るく瑞々しい酸を感じさせます。クリーンカップが素晴らしく、華やかで甘い余韻が心地よいコーヒーです。ルワンダと出会い、深め、繋がる1年だった2022年の締めくくり。そして、今後のルワンダコーヒーの期待も込めて、ブレンドの主軸を担っています。
2、グァテマラ「サンタカタリーナ農園 グランレゼルバ モンターニャ」シティロースト
華やかな香りにキャラメルのような甘さ。クリーンカップが素晴らしく、濃縮感を感じさせつつも上品さを存分に感じさせるバランスに優れた味わいです。
ジャンジャヒルのフレーバーをより引き立たせ、ブレンドの味わいを立体的にかつ複雑にしてくれています。
3、グァテマラ「エル・インヘルト農園 パカマラ」シティロースト
クリーンかつ品の良い香り。柑橘の酸のニュアンスに加え、熟した桃を思わせる華やかな甘さを感じさせます。品種由来のクリーミーな質感はこのブレンドにおける角のないまろやかな味わいを創り上げています。
アートワーク
きれいに澄み渡り、凛とした冬の空。地平線が少しずつオレンジ色に染まり、太陽が顔を出すような “コーヒーのよあけ”がモチーフです。
そして、素材のひとつ「ジャンジャヒル」。2022年はルワンダなしでは語れない1年となりました。2023年もルワンダコーヒーの登場が楽しみですね。空の写真にはルワンダの国旗カラー、青・緑・黄を密かに忍ばせました。
この空は日本の空か、ルワンダの空か。引き続き、想いを馳せましょう。
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